泣き止まぬ子、人の視線がつらい。そんな中、親子を救ってくれたギャルの話。
電車にまだ1歳になる前の子供と一緒に乗った。今日は子供の機嫌が悪く、電車に乗ってから暫くして、泣き止まなくなってしまった。周りから罵倒のようなものが聞こえ、居心地が悪い。母親は「すいません」と何度も頭を下げるが、あまりの文句と罵倒に下を向くしかなかった。そこで声を上げたのが女子高生2人組。この女子高生2人組の登場により親子は救われるのだった。
ftnews.jp

どうやっても泣き止まない我が子、周囲の視線が痛い

何をやっても子供が泣き止まない時ってありますよね。今回のお話の主人公(A子)も、何をやっても泣き止まない息子に困惑していた。家を出る時は機嫌が良かった息子。でも電車に乗った途端、泣き出した。どんなにあやしても、どんなに微笑みかけても、一向に泣き止む気配がない。
A子は周りの人たちに小さい声で「すいません。」と言い、何度も頭を下げていた。その姿を見て追い打ちをかけるように、「ほんと、うるさ…。」とか、「親のくせに子供を泣き止ませることもできないのか。」など、心無い言葉が飛び交った。

思わぬ『あやし』に子供が笑顔に!

「わぁ~!かわいいっすね!」とギャル風の女子高生2人に話しかけられ、A子は一瞬、びっくりした。「ありがとうございます。」そう答えると、その2人は「赤ちゃんって、こうやって泣くもんっすもんね!」と笑顔で言う。「頑張って生きてるんだなぁ!」なんて言いながら、自分のバッグについているぬいぐるみのキーホルダーで息子をあやし始めた。
すると初めて見るものに息子の気が紛れたのか、泣き止んでキャッキャと笑い出した。

女子高生2人から思わぬ言葉が

息子が喜ぶ姿を見て、「可愛い!!!」と益々興奮する女子高生たち。その内の一人がこんなことを言い出した。「てかさ、あたしたちもこんなんだったんだね。泣いて親を困らせてさ。そんでコソコソとうるさいだのなんだの、言われるの。」そう言って、もう一人の女子高生の方を向いた。するともう一人の女子高生も「ほんとだよ、あんたも、あんたも、あんたも、全員こうだったのにねぇ!」と文句を言ってた人、一人一人を指さした。そこまでやるのはどうかと思うけど、A子は気分がスッキリしたと同時に、高校生2人に感謝したという。
少子化が進んでいる昨今、子供に優しい世の中になって欲しいものだ。

ftnコラムニスト:アッキーム