出産前に伝えていた
初めての出産で、ただでさえ不安が大きかったユウカは、産後のお手伝い役には、気を使わずに接することができる実母にお願いしたいと思っていました。
そのことは夫にも話しており、夫から角が立たないよう、上手く義母へ伝えてもらっていたそうです。
なぜなら、義母は初孫+内孫ということもあり、お手伝いに来たい!と強く思っていたからだそう。
義母は「本当のお母さんの方が安心だわね。」と言ってくれていたそうですが、とても残念がっていたといいます。
納得しない義母
当初は納得してくれたのかと思っていたユウカ。
しかし、義母から「ユウカちゃんのお母さんに全部任せるのは悪いから日数で分けたらいかが?」というメッセージが届いたのだそう。
ユウカは、実母が新幹線に乗って遠くから来ることもあり、普段はなかなか孫に会わせられないため、産後一ヶ月間は実母と過ごしたい旨を伝えたそうです。
ごもっともな内容を義母に伝えてみたのですが、義母はなかなか納得してくれなかったといいます。
「じゃあ、お母さんがいてもいいからわたしもお手伝いに行ってもいい?内孫だしね!」
ここまで言われると断りにくかったユウカは「はい、大丈夫です」と答えたそうです。
ユウカはなるべく産後一ヶ月間は、実母と子どもだけで過ごしたかったそうなのですが、義母との仲を悪くしたくないと思い、義母の要望を受け入れたのでした。
実母がやるのに…
たまに来るくらいなら…と思っていたのですが、毎日孫のお世話を名目にやってくる義母。
実母があやしているのに「疲れたでしょう?代わりますね」といって赤ちゃんを抱っこする義母。
これには実母もモヤモヤしていたそうですが、「夜になったら帰るのだから」と自分を落ち着かせていたのだとか。
授乳の時間も同性同士だから大丈夫と思っているのか、部屋から立ち去ってくれないのでユウカはストレスだったそうです。
実母ならいいのですが、義母となるとやはり気恥ずかしい部分もありますよね…
義母を良き味方に
結局、実母が来ている間ほとんど毎日訪問しに来た義母。
ユウカと実母は「義母は、ほんとうに孫がかわいいんだね」という話になり、うれしい反面、少しストレスにもなったそうです。
実母からは「あまりに来られるとストレスになるけど上手く付き合っていきなさい」と言われたといいます。
また「1人で子育てするのは大変なこと。お手伝いしてもらえるのなら、ストレスのない範囲で今後もやってもらいなさい」と実母からアドバイスをもらったそうです。
一ヶ月経ってユウカの実母は実家へと帰っていきました。
その後、ユウカから義母へ孫のお世話を頼み、お互いにウィンウィンになるように役割分担をしながら子育てをしているといいます。
平日は毎日夕方頃に、来て沐浴をしてあやす役目をかってでてくれた義母。
ユウカは、その間に夕食の準備やお買い物に行けるので、とても助かっているということです。
これならユウカも義母も確かにウィンウィンですよね!
当初はストレスに感じた義母の存在も、今では大きな助っ人となっているそうです。
ftnコラムニスト:さらら