嫌いな上司が一人くらい、誰でもいますよね。しかしそんな嫌いな上司と意外な場所で遭遇してしまったとしたら、あなたはどうしますか?そこで今回は「アイドルの現場で嫌いな上司と遭遇した話」をご紹介します。
ftnews.jp

いつも細かいことばかり言う上司

会社員として働く知人のAさん。彼女には大嫌いな上司がいます。

「デスクはキレイにしておきなさい」

「誤字があるから修正して」

「資料のまとめ方が違う」

その上司はこのような細かいことをいちいち指摘してくるのです。正直その上司の顔を見るのも嫌な状態でした。

地下ライブでまさかの…

そんなAさんが仕事のストレスを解消できるのは、大好きなメンズ地下アイドルの現場に行ったときです。アイドルを見ているときは嫌なことを忘れられます。

その日もAさんは、アイドルの地下ライブに行っていました。地下アイドルですので、かなり狭いライブハウス。客も数十人程度しかいません。

そのため、他のファンの顔もある程度把握しているのですが、その日は見覚えのない人がいました。しかしどこかで見たことがあるような気がします。

それもそのはず、それはAさんの大嫌いな上司だったのです。

上司と目が合って…

「なんであいつがこんなところに!」とびっくりしてしまったAさん。すると、上司が不意に後ろを向き、ばっちりと目が合います。

上司と見つめ合うAさん。間違いなく、上司もAさんに気づいています。

しかし上司は何も言わず、前を向き、そのままライブが始まりました。Aさんは気が気ではない状態だったので、ライブの途中で帰ってしまったそうです。

上司が話しかけてきて…

数日後、Aさんは出社しました。なんとなく上司とは気まずい状態でしたが、お互いにあの日のことは触れずにいたそう。

しかし昼食休憩になり、Aさんが食堂でご飯を食べていると、突然隣に上司が座ってきました。

ドキッと跳ね上がる心臓…。

すると「ファンなの?」と、か細い声が…。

上司のその問いに「はい」と答えると、「いつから?」「誰推し?」「どんなグッズ持ってる?」と質問が山ほど飛んできました。

最初は戸惑いましたが、大好きなアイドルの話です。自然にAさんもテンションが上がっていき、いつしか大盛り上がりしていました。

話を聞くと、上司は最近になってアイドルのファンになったのだそう。結局それがきっかけで上司とは2人で一緒にライブに行くほど、仲良しになりました。

嫌いな上司が相手でも、共通の好きなものがあると仲良くなれるんですね。アイドルの力は偉大です!

ftnコラムニスト:ふくろうクジラ