家族だからと言って横暴な態度ばかり取っていてはどんどん心が離れていってしまいますよね。特に子育て中の女性は「ただでさえ子育てで大変なのに旦那の機嫌まで取ってられないわ!」とシビアに考える人も多い印象です。
そこで今回はモラハラ夫に苦しめられた経験を持つE子のエピソードをご紹介します!
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モラハラの夫に振り回される日々

E子の夫は典型的なモラハラ男でした。付き合っていた時は優しかったのに、結婚した途端に亭主関白になり、家事や育児はE子に丸投げ。「オレは外で働いてるんだから家のことはお前がやれ」「誰の金で生活できてると思ってんだ」という、イマドキなかなか聞かないような時代錯誤な言葉も毎日のようにE子に投げかけてきます。

「根は悪い人じゃないし、子どものためにも私が耐えないと……」とずっと我慢し続けていたE子でしたが、夫への気持ちは冷めていく一方でした。

ある日、外出先で夫が機嫌を損ね……

ある週末のこと、珍しく朝から機嫌がよかった夫が「よーし、今日は大きい公園でも行くか!行ったことのない公園にしよう!」と言ってきました。
普段あまりパパに遊んでもらえない子どもたちは大喜び!さっそく準備して車に乗り込み、夫がネットで探したという公園に向かったのですが……

公園についた途端、末っ子が「この公園、滑り台がない!滑り台したかったのに!!」と泣いて駄々をこね始めます。E子は必死でなだめましたが、末っ子は泣き止みません。

その様子を見てイライラした夫の機嫌が急激に悪化。「せっかく人が調べてやったのになんだよ、その態度は!もう知らん!気分が悪いから帰る!」と言って、なんと公園にE子と子どもたちを残して1人だけ車で先に帰ってしまったのです……!

「もう知らん」はこっちのセリフだ!!

1人で帰宅した夫は、内心「電車ですぐ帰ってくるだろ。それか電話で泣きついてくるかな?」と気楽に考えていました。しかし夜になっても妻子は帰宅せず、連絡もありません。
さすがに焦ってE子の携帯に電話すると、電話に出たE子は「『もう知らん』はこっちのセリフだよ。これからは1人で機嫌よく暮らしてください。私たちはもうついていけない」と言い放ちました。

実は、夫のモラハラに苦しめられていたE子は密かに自立と離婚の準備を進めていたのです。仕事も見つけ、荷物は夫にバレないように少しずつ自分の実家に送り、ようやく離婚の準備が整ったところで都合よく夫がモラハラを発揮したため、いい機会だと思い、家には帰らず子どもをつれてE子の実家に行くことにしたのでした。

何日たっても帰ってこないE子に、さすがの夫も「オレが悪かった」と謝ってきたそうですがE子の意思は固く、最近ついにE子に有利な条件で離婚が成立したそうです。
今、E子は実家の援助を受けながら子どもたちと自由に楽しく暮らし、モラハラ夫は孤独に寂しく暮らしているとのことです。

まとめ

家族だからといって何をしても許されるわけではありません。「どうせこいつは許してくれるだろう」なんて甘えていたら、この旦那さんのように痛い目に遭うかもしれませんよ!くれぐれもご注意を。

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの