今回は女性にとってデリケートな「妊娠」をきっかけに友情にヒビが入ってしまったエピソードを筆者の友人に聞きました!
仲良しのママ友4人組
友人のM美は1歳の子どもを育てるママ。
夫は仕事が忙しくなかなか育児に関わる余裕がありませんが、そんな孤独な育児の心の支えになってくれていたのが、偶然地域の子育てセンターのイベントで仲良くなった3人のママ友です。
全員夏生まれの子どもを育てているという共通点もあり、お互いの家を行き来したり一緒に公園に行ったりと親しくしていたそうです。
M美の妊娠が発覚すると……
「いいママ友ができて本当によかった♡」と思っていたM美ですが、そんな幸せな日々は長くは続きませんでした。
きっかけはM美が第2子を妊娠したこと。みんな祝ってくれるだろうと思ってランチ会の時に「実は2人目を妊娠しましたー♡」と無邪気に報告したのですが、予想に反してなんだか微妙な雰囲気に……。
「そうなんだ~」「大変だろうけど頑張ってね~」と言ってくれただけで、”おめでとう”の一言もありませんでした。
徐々に離れていく距離
それからグループはなんだかギクシャクした雰囲気に。毎週集まっていたランチも、M美が「つわりがひどくて……」と1回断ると、それ以来誘ってくれなくなったそうです。
そんな状態で数週間が過ぎ、季節は夏に近付いていました。
グループ全員の子どもの誕生日が夏なので、まだ関係が良好だったころに「一緒にお祝いしようね!」と話していたことをM美は思い出し、勇気を出して「お誕生日会しない?」とグループLINEで誘いましたが、みんなの反応は冷たく「ちょっと最近忙しくて」「私も~」という感じ。結局誕生日会の話は立ち消えになってしまいました。
実は開催されていた誕生日会……!
その数日後、リーダーママのインスタを覗いたM美はびっくり!
なんと、自分以外の3人のママ友が楽しそうに子どもの誕生日会をしている写真がアップされていたのです。
ショックを受けたM美はすぐにその中の1人に「誕生日会、うちも呼んでほしかったなぁ……」と送ると、そのママからは「ごめんね、実はリーダーママに止められてて……。M美ちゃんはどうせつわりで来られないし、これからも忙しいだろうからなるべく誘わないようにしようって……」という返信が。
そう、すべてはリーダーママの意向によるものだったのです。
実はリーダーママはM美より年上で、ずっと2人目不妊に悩んでいたそう。自分より若いM美がなんの苦労もなく妊娠したと知って、嫉妬でM美を憎むようになったんだとか……。
まとめ
そのあとも、M美がそのママ友グループの集まりに呼ばれることはありませんでした。街中で出会っても、形式上の挨拶をするだけで親しく付き合うこともなくなってしまいました。
いくら仲がよくても、こんなふうに関係が崩壊してしまうこともあるんだ……とママ友界隈にゾッとしたM美なのでした。
ftnコラムニスト:藍沢ゆきの