皆さんはどのような目的でマッチングアプリを利用していますか?友達作りや恋人探しなど、目的は人それぞれですよね。
今回は家族がいるのに遊び目的でマッチングアプリを利用したら大変なことになってしまった女性、Rさんのお話です。
ftnews.jp

ちょっとした火遊び

Rさんは結婚15年目の人妻。大企業に勤めている旦那様とかわいい子どもたちのいるごく普通の主婦です。何不自由ない生活を送っていましたが、下の子が産まれてから旦那様とはセックスレスであることが悩みの種でした。
「セックスレスなんてもったいない!ちょっと遊んじゃえば?」
もう何年もセックスレスであるということを親しいママ友に打ち明けると、彼女からは意外な返答が返ってきました。
「遊ぶって???」

Rさんが詳しく尋ねてみると、同じくセックスレスで悩んでいたママ友は、最近マッチングアプリで出会った男性と遊んでいるとのことでした。

「Rちゃんもやってみたら?あと腐れなく遊べる男の子がいっぱいいるよ。みんな人妻でもチヤホヤしてくれるし。旦那だってどうせよそで遊んでるんだから、妻だって遊んでいいんじゃない?」
そのように言われてRさんが紹介されたのは、恋活や婚活目的のマッチングアプリではなく、いわゆる遊び目的で利用している人の多いアプリでした。

「へえ、面白そう…」
Rさんはちょっとした火遊びに手を出すつもりで、アプリに登録したのでした。

昼顔になった人妻

Rさんはその日から、まるでドラマの「昼顔」のように、アプリでマッチした男性とホテルへ行くように。

気が合えば何回か会う人もいたり、1回きりで終わる人もいたり。最初は浮気をすることに抵抗があったRさんでしたが、あっという間にアプリでの出会いに慣れて浮気を繰り返しました。
「なんか最近雰囲気変わった?キレイになったね」
Rさんにアプリを教えてくれたママ友にそう言われたことが、Rさんの火遊びに拍車をかけたところもあったそうです。

ある日Rさんがいつものように初めて会った男性とホテルに行き、自宅に帰ってきた瞬間に1通のLINEメッセージが入ってきました。
『おかえり、今日は遅かったね。誰と遊んできたの?早く洗濯物しまわなきゃだめだよ』
それは前に1度会ったものの、また会おう会おうと連絡がしつこいのでスルーしていたひとりの独身男性からでした。
「何これ、やだ…」
その日確かにRさんは洗濯物を干して出かけていて、そろそろ日が暮れるので洗濯物をしまわなければと思っていたところ。

どこからか見られている!?

LINEの送り主の男性には住所はもちろん、フルネームすら教えていないはず。それなのにちょうど帰宅したタイミングでLINEなんて…。Rさんは気味が悪くなり、すぐにその男性をブロックしました。

それから数日はアプリの男性に会うのを控えようと決めたRさんでしたが、やはりアプリが気になって開いてみると、新たなマッチング相手からのメッセージが来ていました。

『こんにちは、最近は家にこもってるみたいですね。退屈だろうから遊びに行ってあげようか』
『今日は子どもの服をたくさん干してるんだね。女の子と男の子、1人ずつかな?』
それはまるで外からRさんの自宅をずっと見張っているようなメッセージ。これはあのLINEの送り主に違いない、とRさんの背筋に冷たいものが走ったそうです。

火遊びにはご用心

Rさんはアプリのメッセージ機能から「これ以上ストーカーのようなメッセージを送ってきたら、アプリの運営、それでもやめないなら警察に通報する」というメッセージを送りました。

すると『あなたが会ってくれないからいけないんだ。会う気がないならアプリなんかするな』というメッセージを送ってきたあと、相手はすぐにアプリを退会したようでした。

相手がここで諦めてくれたから良かったものの、エスカレートしたら家まで押しかけて来られたかもしれない。いや、まだ諦めたかどうかもわからない。そう思うと怖くてたまらず、Rさんもアプリを退会しました。

家を知られている以上何があるかわからないので、しばらく外出もままならなくなってしまったRさん。様子がおかしいことに気付いた旦那様がRさんを問い詰め、アプリでの浮気がバレてしまったそうです。

Rさんは離婚まではいかなかったものの、旦那様からは冷たい目で見られているとのこと。チヤホヤされるのが楽しいからと言って、簡単に火遊びに手を出してはいけませんね。

ライター:緑子