出産は命をかけた大仕事。
「人生最大痛かった!」と思った女性が多いのではないでしょうか。
それでも、我が子をこの世に送り出すために母親は頑張っているのです。
ものすごく頑張っているのに、出産時に私は医師から叱られてしまいました。
今回は、私の痛くてムカついた出産話をご紹介します。
ftnews.jp

第二子は陣痛促進剤で計画出産

私は陣痛微弱体質のようです。
第一子は途中で陣痛が消失し、陣痛促進剤を使って出産しました。
そのため、第二子は医師の判断で陣痛促進剤を使った計画出産をすることに。
「予定日に陣痛がこなかったら、その次の日に促進剤で出産します」と言われたのです。
結局陣痛はこなかったので、入院して計画出産になりました。

なかなか生まれない状況に医師が台持って登場

陣痛促進剤は2度目の私。
「ああ、1人目もこんな感じだったなぁ」と、少し余裕がありました。
子宮口も順調に開き、促進剤投与2時間後に分娩室へ移動。
あとはいきんで生むだけだったのですが、ここからが長かった!
いきんでもいきんでも赤ちゃんは出てきません。
そうしているうちに、陣痛が弱くなってきて、いきむタイミングを掴むのが難しくなりました。
すると、担当の男性医師が肩に台を担いで登場。
とくに説明がないまま、医師は台の上に乗り、私の横に立ちました。

出産の激痛に取り乱す私を医師が一喝するが…

「次の陣痛で生みますよ」
医師からそう言われ、私は意味がよくわからないまま返事をしたのですが…。
陣痛がきていきむ瞬間、医師に思い切りお腹を押されたのです。
そのおかげで赤ちゃんの頭が出たのですが、押された瞬間激痛が!
人生最大の痛みに「うわぁぁ!」って叫び声をあげて取り乱す私。
すると、「あなたが頑張りなさい!」と、医師に一喝されてしまいました。

「うるせー!男にわかるかこの痛みが!」

と、心の中で毒吐きながらも、声には出さない理性は保っていた私。
「頑張りなさい」と言われる前から、充分すぎるほど頑張ってるんですけど?
怒りをパワーにして出産をやりとげました。
生まれた赤ちゃんの頭位は、なんと36cm!
なかなか出てこなかったのも納得です。

痛いものは痛い!

出産時に私は産道も出口も裂け、ガッツリと縫われました。
無事に出産でき、もちろん医師には感謝しています。
あの一喝は、医師が赤ちゃんと私の命を守るための判断だったのでしょう。
それでも、痛いものは痛いし、あの瞬間は猛烈にムカッときました。
「鼻からスイカ出すほど痛いよ?先生も試してみたら?」
と、毒を声に出さなかっただけ、私は偉い…ですよね?

ftnコラムニスト:ききた