他人の芝生は青く見えるもの。自分の旦那とママ友の旦那さんを比べて「あそこの旦那さんはいいなぁ」なんて思ってしまうこともありますよね。
でも、その気持ちがあまりにも膨らみすぎると思わぬトラブルに発生することも……!今回はママ友に旦那を気に入られてしまい面倒なことになってしまったエピソードを、筆者の友人のA子に聞きました。
ftnews.jp

転勤先でお隣になったママ友

A子の旦那さんは転勤族。数年に1度のペースで全国各地を転々としていて、A子と子どもも一緒についていっています。これは、某地方都市に転勤になった時の話です。

A子たちは会社の斡旋で住宅地にある戸建てに住むことになりました。
引越し当日、家族でご近所に挨拶に行くと、お隣に偶然同い年の子どもを持つ一家が住んでいることが分かりました。対応してくれた奥さんも気さくな人で、知り合いが全くいない土地に不安を抱えていたA子もホッと胸を撫で下ろしたそう。
しかし、ママ友として付き合うことになるこの隣の奥さんが厄介な人物だったのです……!

「ファンになっちゃった♡」

引っ越して数週間たち、新しい生活にも慣れてきたころ、A子は近所の公園で偶然そのママ友と会いました。和やかに話しているうちに、ママ友はA子の旦那のことをベタ褒めし始めます。
「A子ちゃんの旦那さんすっごいイケメンだよね?優しそうだし羨ましい!私ファンになっちゃった♡」などと言われ、A子は内心得意な気持ちに。

実際、A子の旦那さんは見た目がよく、独身時代もモテモテだったんだとか。

だんだん様子がおかしくなり……

それからも会うたびにママ友はA子の旦那の話題を頻繁に出してくるようになりました。そして、だんだん踏み込んだことも聞いてくるように……。

「ねぇねぇ、A子ちゃんの旦那さんって家ではどんな感じ?プライベートの写真見たーい♡」という、まるでアイドルに憧れるような発言もあれば、「旦那さん穏やかな雰囲気だけど、夜はどうなの?意外と責め上手だったりする?!」という、”さすがにそんなことを聞くのはどうなの?”と内心ドン引きしてしまいそうな下世話な発言までしてくるようになりました。

最初は世間話のつもりで聞いていたA子も、だんだん「なんだかこの人変じゃない?」と思うようになったそうです。

「髪の毛がほしい」と言われ……?!

結局、その後もずっとママ友はA子一家に粘着し続けました。気持ちが悪いのは、あくまでも旦那本人にはコンタクトを取らず、まるでアイドルのようにA子の旦那に憧れていること。

最終的に「旦那さんの髪の毛がほしい」とまで言われ、ゾッとしたA子はさすがに距離を置くことにしたそうですが、次の転勤までの数年間そのママ友の隣に住み続けることはものすごいストレスだったんだとか……。
今はそのママ友とは遠く離れた地で、平和な生活を送っています。

ちなみにA子の旦那はいくら注意喚起しても「気にしすぎでしょ(笑)」と相手にしてくれなかったそうです。もっと危機感を持って~!

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの