教員として尊敬できる先輩に出会う
友人のAちゃんは、小学校の先生です。
彼女は教員3年目に赴任した小学校で、2年生の担任をしていました。
この学校には、お昼休みに必ず子どもたちと運動場で遊ぶ男性教員B先生がいました。
B先生は教え方も上手で、子どもたちを指導する力もあります。
子どもたちはもちろん、保護者からも頼りにされている教員でした。
同僚を男性として意識するようになる
AちゃんにとってB先生は「こんな先生になりたい!」と心から憧れる先輩教員でした。
そのうち授業のやり方や子どもたちへの対応に悩んだ時は、B先生に相談するようになったそうです。
Aちゃんのどんな些細な相談にも、真剣に耳を傾け的確なアドバイスをくれるB先生。
そんなB先生に、Aちゃんは憧れの先輩としてではなく、憧れの男性として心惹かれていきました。
無邪気な子どもたちに暴かれた不倫
ある日の昼休み。
Aちゃんが、子どもたちと運動場で遊んでいると、子どもたちがじゃれ合いながら抱きついてきたそうです。
すると女の子が「A先生!B先生と同じ匂いがするよ〜」とニコニコしながら言ったのです。
他の子どもたちも、Aちゃんに抱きつきます。
すると「ほんとだー!おんなじー!」と大盛り上がり。
Aちゃんは慌てて子どもたちを引き離し「気のせいだよ!」と誤魔化します。
しかし、子どもたちは「絶対一緒だよー!お花の匂いするー!」と柔軟剤の香りが一緒だと気づいてしまったのです。
不倫中はお互いの匂いにご注意!
子どもたちの発言に気づいていないフリをする先生や、何も言わず苦笑いをしている先生もいたそうです。
Aちゃんは先生たちの態度で、自分とB先生の不倫がすでにバレていたんだと気づいたそうです。
じつは、妻子持ちのB先生は単身赴任中でした。
Aちゃんも一人暮らしだったので、お互い自由に自宅を行き来していたのです。
B先生の自宅で、自分の服も洗濯することもあったそう。
そのため、ふたりとも同じ香りがしたのです。
Aちゃんに抱きついた子どもたちは、1年生のときB先生が受け持ったクラスの児童だったのです。
不倫中のカップルにとって、匂いは周囲に関係がバレてしまう原因の一つです。
香は目に見える証拠ではないので、本人たちは見逃しがち。
とくに不倫中のみなさんは、パートナーや職場にバレる前にしっかりお互いの匂いを消しておきましょうね。
ftnコラムニスト:広田あや子