親友とのサシ飲み
当時Cさんは親友がセッティングしてくれた飲み会で知り合った男性と付き合ったばかり。その報告とお礼をするため、親友の女性を飲みに誘いました。
「ねえ、この間の飲み会で会った〇〇くんと付き合うことになったよ」とCさんは親友に伝えました。
「えー!!!意外!早く言ってよー」Cさんの親友はそう言って、驚きながらもCさんに彼氏ができたことを喜んでくれました。
なぜか彼氏を呼ぶことに
お酒が進むうちに、Cさんの親友は「〇〇くんここに呼んでよ!一緒に飲もうよ!」と言い出しました。
「うん、そろそろ仕事終わって帰るころだから聞いてみるね」Cさんはそう答えて彼氏に、親友が一緒に飲みたがっていることをLINEで連絡しました。
Cさんの親友と彼氏は昔からの飲み友達だったので、彼氏からは「わかった、今日は車だから飲めないけど行くよ」という返事が。
しかし、程なくしてCさんの彼氏が店にやってくると、Cさんの親友の態度が急変したのです。
豹変した親友
「なんでCちゃんが良かったの?全然〇〇くんのタイプじゃなくない?」Cさんの親友はいきなりそう言い出しました。急にそう言われて固まってしまうCさん。
「タイプだよ、気が合うし…」あまり口数の多い方ではないCさんの彼氏は、親友の発言をさらりとかわしましたが、その後も「全然似合ってない」「多分合わないと思う」などと親友はCさんと彼氏の関係について厳しい言葉ばかりを投げつけてきました。
酔っぱらってるからそんなことを言うのかな、とCさんは不快に思いながらも受け流していたそうです。
帰りの車の中で…
「酔っちゃったかな?もう帰ろう。送るよ」Cさんの彼氏がそう言って、その場はお開き。Cさんの彼氏が車で来ていたので、親友を送ってから2人で少しデートをしようということになりました。
「私、〇〇くんの車の助手席乗りたい!」突然親友がそう駄々をこね、Cさんは仕方なく後部座席に。なんとなく不穏な空気を感じて、車が走り出してすぐ、後部座席で横になって寝たふり。すると…
「ねえCちゃん寝ちゃったし、先に家に送ってあげてから2人で遊ばない?」という親友の声。
「いやいや、親友ちゃんを先に下ろすよ。家この辺でしょ」と答えるCさんの彼氏。
「いいじゃん、うちでゆっくり飲もうよ」
「飲まないよ、車だし。この辺で停めるから降りて」
2人の会話を聞きながら、Cさんは起きるに起きられなかったそうです。その後親友が渋々車を降りてから、やっと起き上がったCさん。
「あの子やばいよ、もう友達やめなよ。あと寝たふりすんな」と彼氏に叱られたそうです。後から他の友人に聞いたところ、どうやら親友もCさんの彼氏に思いを寄せていたとのこと。先に好きになっていたからと言って、親友の彼氏を誘惑するのは良くないですよね。
ftnコラムニスト:緑子