今回そんな席の譲り合いで、思わぬ失敗をしてしまったK子さんのお話をご紹介します!
人助けに感動!!私も誰かを助けたい…!!
K子さんは以前満員電車に揺られている際に酷い腹痛を起こしたことがある。立っていられないほどの痛みだったが、座るスペースなんてなくてー…。そんなピンチを救ってくれたのは、見知らぬお姉さん。彼女は颯爽とK子さんに寄り添い、周りに声をかけて座る席を確保してくれた。お礼を言うK子さんに…
「体調が悪そうだったから。助けるのは当たり前でしょ。」
そう笑顔で言ってくれた事に、いたく感激したK子さん。席を譲るなんてしたことがなかったが、『今度は私が、誰かを助けたいー…!』そんな気持ちでいっぱいになったそう。
人助けのチャンス到来!?ドキドキしながら声をかけてみた…!
ある日の車内は座る席がなく、数人が立っている状態だった。停車駅で乗り込んできたのは、かなり身体も大きめの妊婦さん!!目の前でつり革を持つ彼女は汗が止まらない様子で、酷く疲れているように見えた…。
(今こそ!声をかけるんだ…!!)
「あの、よかったらこっちの席どうぞ…!」
勇気をふり絞り声をかけたが、
「大丈夫です。」
そうボソッと話されて終わってしまった。座ってもらう気満々で立ち上がっていたK子さんは、なんとなく恥ずかしくなって…
「い、今何ヶ月ですか?お腹が重たいと大変ですよねぇ。暑いですよねぇ…!」
「私の姉も妊娠中大変そうでしたもん。私、めっちゃこき使われたりしてて(笑)」
そう笑顔で何気ない会話を続けたそう。しかし…
ご、ごめんなさい…!!良かれと思って…!!(泣)
ムスッとして黙っていた女性が、急にこちらを睨みつけながら大声を出した。
「いや、私妊娠してないんで!!!」
そう…彼女は妊婦ではなく、ただのぽっちゃりさん。よく見るとマタニティマークもつけていない…!予想外過ぎてびっくりしたが、とにかく平謝りで元の席に座ったK子さん。そんな二人のやり取りはかなり目立っていたようで…。周りはチラチラ見てくるし、近くに立ってる女子高生らしい2人組はこちらを見てクスクス笑っているし…!恥ずかしすぎていたたまれない…!早く降りたい…!!
結局目的駅よりだいぶ手前だが、次の駅で逃げるように降りてしまったそう。
「人助けをしたかっただけなのに…!」そう恥ずかしそうに話すK子さんだったのでした…。
まとめ
実際に妊婦さんか分かりにくい方も多いですよね。太っているだけで妊娠していない人もいれば、お腹が目立たなくて妊婦さんに見えない!なんて人も。
人を助けようと思うのはとても良い心掛け。間違ってしまったけど、勇気を出して声をかけたことは素晴らしい事です。どうかこの失敗を引きずらないで、またチャレンジしていただきたいー…!!
ftnコラムニスト:Yukky111