「時は金なり」と言いますが、自分に時間を割いてくれた人には、やはり感謝の気持ちが必要です。
ここで傲慢になってしまうと、誰からも相手にされなくなってしまうでしょう。
今回は、知人女性から聞いて考えさせられたエピソードをお届けします!
ftnews.jp

優しい娘さん

知人女性の姑は、1人暮らしをしています。
要介護認定を受けている姑は、ヘルパーさんたちの協力を得ながら、なんとか生活を送っていたのです。
とはいえ、やはりヘルパーさんの手だけでは、行き届かないのが介護です。
そこで、知人女性の娘さんが立ち上がりました。
「私、週に1度おばあちゃんの様子を見に行くわ!」
そう言って娘さんは、週1のペースで祖母の元へ向かったのです。本当に優しくて、殊勝な心掛けですね。

姑のトンデモ発言に唖然...

娘さんは気を利かせて、姑を買い物へ連れて行ったり、病院に送迎してあげたりしました。
まだ20代と若い娘さんが、プライベートより祖母の介護を優先させるなんて、なかなか出来ることではありません。
しかし!ここで姑はとんでもない発言を繰り出します!
「今まで、お年玉とか渡したし、交通費は渡さない。寧ろ、買い物代くらい孫が出せ!」
この言葉に、知人女性たちは絶句しました。

援助を失った姑

この心無い発言には、知人女性の夫も怒りが収まらず、これを最後に娘さんが姑宅に行くのを禁じました。
姑は、こうして送迎者を失い、自分で介護タクシーをその度に依頼することとなったのです。
その額は、かなり高額です。
「孫に交通費を出すから、戻って来るように言って」と懇願する姑でしたが、もう耳を貸しません。
娘さんの気持ちを踏みにじった姑に、同情の余地はありませんから...。

ftnコラムニスト:六条京子