生徒とグループラインを作成
Aくんは、中学校で教員をしています。
彼が先生になったころにちょうど、SNSが流行り始めました。
そのころは、部活の連絡などで気軽に先生と生徒がラインをしていたそうです。
あるとき女子生徒からクラスでグループラインをつくったので、先生も入るようにお願いされました。
彼女に送るメッセージをグループラインに誤爆
当時Aくんは同僚の音楽の先生とお付き合いしていました。
ある日「今日はありがとう!俺もテストづくり頑張るわ!来週は出張だけど頑張って!」とデートのお礼のラインを送りました。
数時間後、大量のプッシュ通知におどろきました。
急いでラインをあけると、生徒たちとのグループラインに「せんせー彼女おるん?」「誰なん?」とたくさんのメッセージが送られていたのです。
保護者からのクレームで謝罪
翌日から学校で生徒たちの質問攻めにあったAくん。
しかも、生徒たちはAくんの彼女が同僚の先生だと推測。
先生たちに「先生は来週、出張ある?」と聞き回る始末です。
騒ぎは学年全体へとひろがってしまいます。
子どもから噂をききつけた保護者から、先生と生徒たちが個人的に連絡を取り合うことへのクレームが入ります。
その後、Aくんは管理職の先生とともに、懇談会で謝罪することになったそうです。
誤爆からのハッピーエンド!
当然この誤爆で、生徒や先生たちにAくんと同僚がお付き合いしていることがバレます。
それからは、生徒から「いつ結婚するん?」など茶化されて大変だったそうです。
女子生徒たちは音楽の先生に「先生たちお似合いやから、絶対結婚してね」なんて言われることもあったそうです。
その後Aくんたちは、生徒たちの後押しもあり、交際からわずか1年で結婚をしました。
挙式にはたくさんの生徒たちがきて、二人を祝福していましたよ。
誤爆がきっかけで婚期が早まったAくんたち、たくさんの応援があって結ばれた二人はとても幸せそうでした。
まさに災い転じて福となすとはこのことですね。
ftnコラムニスト:広田あや子