人には、それぞれ得意不得意があります。それを踏まえた上で、お互いに尊重し合いたいものですよね。
今回は、知人女性の実体験を紹介します!
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元料理講師の姑

知人女性は、夫の義両親と同居していましたが、姑との関係は良好とは言い難かったです。
姑は昔、料理教室で講師をしていたこともあって、料理の腕前はプロでした。その為、常に嫁のことを見下してくるというのです。
「あなたの不味い料理なんて誰も食べたくないから、料理は全て私が作るわ!」
そう言って、姑はキッチンを独占していたそうです。

料理以外の家事はノータッチ

確かに、姑の作る料理はどれも素晴らしい出来栄えでした。しかし、姑は料理以外の家事は一切せず、料理の後片付けも含めて嫁にやらせていました。
掃除を完璧にこなし、家中をピカピカに磨いているというのに、自分を完全否定してくる姑...。知人女性は、この仕打ちに耐えきれなくなり、荷物をまとめて実家へ帰りました。
「フン!あんなバカ嫁、帰って来なければ良いのよ!」
始めこそ強気の姑でしたが、後に事態は思いがけない方向へ進んでいきます。

キッチンにG出現

嫁を追い出して、清々しい気分の姑でしたが、時の経過とともに家の中はグチャグチャになっていきました。
ずっと、姑が料理以外の家事を疎かにしていたため、家事の要領を忘れてしまったのです。
いざ掃除をしようにも、なかなか綺麗になりません。ついには、キッチンでゴキブリを見つけて、姑は「もうダメだ」と悟りました。
「もう2度と、あんな酷い事を言いませんから...。戻って来て下さい!」
姑はそう言って、知人女性に土下座しました。今では、知人女性のリクエストに応えて、どんな料理でも作ってくれるといいます。
嫁のありがたみが、身に染みて分かったのでしょうね!

ftnコラムニスト:六条京子