最近、パートナーや家族に優しくできていますか?近しい間柄になればなるほど、小さな感謝を忘れて、ずさんな対応をしてしまいがちですよね。今回はそんな大人の怠惰を子どもが一喝してくれたエピソードを、筆者の友人に聞きました!
夫への不満が募る日々
友人のA子は、6歳の息子と4歳の娘、それに夫の4人家族です。
付き合っていた頃は優しくてなんでもやってくれた夫も、結婚して数年たつと家事はA子に任せっぱなし。
「自分は外で仕事してるからさ。家事と育児はママの仕事みたいなもんでしょ~」と平気で言いのけて、手伝おうともしません。
「『くれ』じゃなくて『ください』でしょ!」
そんなある日のこと、家族揃って夕食を食べていると、夫が「なんか味が足りないなぁ。ママ、醤油くれ」と言ってきました。
「私だって今座ったところなのに……」と思いつつもA子が立ち上がろうとすると、6歳の息子が一言。
「パパ!『くれ』じゃなくて『ください』でしょ!人にお願いする時はちゃんと言わないと!」
と夫のことを一喝してくれたのです。
さらに、4歳の娘にも「パパはいつもママのことをママっていうけど、ママはパパのママじゃないよね?お名前で呼んだら?」と突っ込まれる始末。
子どもからの予想外の正論に、A子の夫は返す言葉もなかったそうです……。
夫から驚きの言葉が!
その夜、子どもたちを寝かしつけたあと、A子にとってさらに驚く出来事が。
夫が「今日、子どもたちに言われて目が覚めたよ。あんなふうに正しく自分の意見を言える子に育ててくれてありがとう。俺ももっと子どもたちと関わっていけるようにするから……」としおらしく言ってきたんだそうです。
やっぱり子どもの言葉は一番効くのかもしれませんね♡
「家族だし……」と安心していたら痛い目にあうかも?!
子どもは大人が考えている以上に大人のことをよく見ています。急にびっくりするようなことを言って大人をギクッとさせたりもしますよね。
「家族だし……」と安心しきってずさんな対応をしている姿は、子どもたちの目にはどんなふうに映っているのでしょうか?改めて背筋が伸びる気がするエピソードでした。
ftnコラムニスト:藍沢ゆきの