毎日平和に過ごしている、ただの専業主婦だったのに。
Fさんは3人の子どもを育てる専業主婦で、ある日高校の同窓会に行くことに。久しぶりの友人達と楽しく話していると、元カレのY君が声をかけてきました。約20年ぶりの再会でしたが、久しぶりとは思えないくらい会話が盛り上がり意気投合。なんと二人だけで二軒目に飲みに行くことに。
もちろんお互い家庭があるし…と一線引いていましたが、酔って思わず「付き合った中でY君が一番好きだったよ!」「俺もFが一番好きだった。」この会話が引き金になり、なんとそのままホテルへ…。
バレてしまった…!?
もう誤魔化せない、絶体絶命の大ピンチ!!
高校生の頃とは違う大人の恋愛が新鮮で、気が付けばお互いが求め合い、ずるずると続いていたそう。しかし数か月後、Y君から電話で「ごめん。嫁にバレたかも…。悪いけど会って話せる?」血の気が引いたFさんは、「夫にバレたら絶対に離婚される…!どうにかシラを切ろう」そんなことを考えていましたが―…。
「慰謝料の事もあるし、そちらのご家庭にもお話させて頂きますね。」開口一番にそう言い放ったY君の奥さん。実は同窓会の後からY君がケータイを肌身離さず持つようになったり、仕事帰りなのに石鹸の匂いがしたり…などと、不倫の兆候あるあるだったそう。奥さんは独身時代の貯金を使って興信所に依頼し、二人がホテルへ入る写真などの証拠を押さえている…とのことでした。
「(何て言ってごまかそう…)」そう焦って考えていると、なんとY君が奥さんに土下座!離婚だけはしたくないと言い泣いているではありませんか…!Y君が不倫を認めてしまったので、もう言い訳することは出来ず。
甘い誘惑に溺れた罰は、全てを失う事だった…。
話し合いの為Fさんの夫を呼ぶと、「お前だけは俺を裏切らないと思っていた…。」そうボロボロ泣きながら話す夫…。実は昔、夫の彼女が元カレと浮気をしていたという苦い経験をしており、ショックで人間不信になったことがあるそう。そんな時に出会ったFさんが優しく心を癒してくれて、結婚するまでに至った…。それなのにー…。
私は大事な夫を傷つけてしまった―…!一気に押し寄せる後悔に、やり直したい、子どもたちにも申し訳ないと涙ながらに話しますが、もう遅い。Fさんの訴えはむなしく離婚を言い渡され、親権は夫になったので一人家を出る羽目に。実家に戻るも「こんな不誠実な人間になるとは情けない。早く出て行ってくれ!」と両親はカンカン。ボロアパートに一人住み始めるも、就職先もなかなか見つからず、パートを掛け持ちして慰謝料や生活費の支払いをする貧乏生活をすることに…。
まとめ
後悔先に立たず。いくら悔やんでも時間は巻き戻せません。巻き戻せないなら、せめて次の選択は間違えないようにしたいものですね…。
ftnコラムニスト:Yukky111