今回は、姑の見当違いな親切で苦い思いをしたエピソードを、筆者の友人に聞きました!
事あるごとに育児に干渉してくる姑
友人は夫の両親と敷地内同居しています。とはいえ結婚当初は義両親ともつかず離れずで心地いい関係を築けていました。
しかし、友人が出産した途端に姑がやたらと友人宅にやってくるようになったそうです。姑にとって初孫だし仕方ないとは思いつつ、次第に育児の細かいことにまで口を出すようになってきた姑に、さすがに友人もうんざりしてきていました。
息子の離乳食が始まる頃、姑がやってきて……?
ある日、いつものようにやってきた姑が「そろそろ離乳食開始よね?準備は大丈夫なの?」と聞いてきました。友人は「そうですね~レトルトとかも活用しつつ頑張ります(笑)」と答えたのですが、その答えに姑は説教を始めます。
「レトルトなんて添加物がいっぱいだから絶対ダメよ!赤ちゃんの頃から自然の味を覚えさせないと味覚オンチになるし、オーガニックなものを使わないとアレルギーになるわよ!」とめちゃくちゃな持論を展開してきたのです。
あまりの剣幕に友人は何も言い返せず、その日姑は怒りながら帰っていきました。
渡されたのは謎の茶色い液体
翌日、打って変わってご機嫌でやってきた姑は、友人の顔を見るなり「はいこれ♡孫ちゃんのために作ってきたの!初めての離乳食の時は絶対これを使ってね!」と、ペットボトルに入った謎の茶色い液体を何本も渡してきました。
友人が恐る恐る「なんですかこれ……?」と聞くと、「自家製のコンソメスープと、特製のお出汁よ!私も息子の離乳食の時にこれをあげてたの!」と得意げに答える姑。
使い古しのペットボトルを水洗いしただけのものに注がれた、何が入っているのかも分からないスープとお出汁……とてもじゃないけど赤ちゃんにはあげられない!と友人はゾッとしました。
夫登場で姑撃退!
その日、帰宅した夫に事の顛末を話すと、夫は激怒!
実は友人の夫は食品メーカーに勤務していて、しかもレトルト商品の開発に携わっていたんです。
「レトルトって完璧に衛生管理された場所で作ってるし、栄養士が監修してるから、下手に素人が作るよりよっぽど安全な食品だよ。使い古しのペットボトルに離乳食用のスープや出汁なんて衛生的にありえない!子どもを殺す気か!」と姑に詰め寄ってくれたんだそう。
以来、姑が離乳食に口を出すことはなくなったようです。
まとめ
何十年も前の価値観で育児に口出しされては、たまったもんじゃないですよね……!特に子どもの健康に関わることなら取り返しのつかない事故にもなりかねません。姑のペースにのまれてしまわないように注意したいものです。
ftnコラムニスト:藍沢ゆきの