SNSのトラブルは後を絶ちません。ふと自分が発した言葉が、良い方向に向かうこともあれば、悪い方向に向かうことも当然ありますよね。今回はLINEの誤送信がきっかけで、大問題になってしまったSさんのお話をご紹介します。
ftnews.jp

マウントばかりの先輩にもうウンザリ!
馬鹿にされて、悔しすぎて涙が…

高校生のSさんは運動部に所属しており、放課後は気の合う仲間たちと部活に明け暮れる毎日。そんな楽しい部活動でしたが、一つ気がかりな事が…。

それは1学年上のM子先輩。化粧品の話をSさんと仲間が談笑していると「え、それめっちゃプチプラのやつ!(笑)」洋服の話をしていても「安い服は安い女だと思われるんだって!(笑)」などと、勝手に話に割り込んでは、全て自分の自慢話にもっていくのです。皆M子先輩が苦手だったけど、先輩なので邪険に扱うことも出来ず…。

ある日Sさんが部活の後片付けをしていると、つけていたシュシュを後ろから誰かにとられました。びっくりして振り向くと、そこにいたのはM子先輩。「なにこれダッサ!めっちゃ汚いし(笑)こんなのどこに売ってるわけ?(笑)」と、大爆笑…!!実はそのシュシュ、Sさんの妹の手作り。まだ小学生の妹が、部活を頑張るお姉ちゃんの為に一生懸命作ってくれたものでした。怒りで震えましたが、「…返してください。」そう言うのが精一杯で、帰り道は悔しさで涙が…。

嘘でしょ…!!愚痴を本人に送りつける痛恨のミス!!

すぐに部活仲間のM美に電話をかけたけど、出なかったので個人LINEを送ることに。「ちょっと聞いて!さっきM子先輩に妹が作ってくれたシュシュ馬鹿にされた。あの人最低すぎ!」「だいたいなんで毎回うちらのとこ来るわけ?後輩のとこで偉そうにしてるとかダサすぎる。てか嫌われ過ぎ(笑)」「はよ部活辞めてほしい~!」そのような内容を何通か送りました。最後に「ごめん、怒り過ぎて連投しちゃった(笑)また時間が出来たら電話ちょうだい〜!」そう送って、一旦落ち着きを取り戻したSさん。数時間後、M美から電話が。「電話出れなくてごめん、どうしたの??」あれ?M美はLINE見てない…?
「え?LINE?今見たけど、何もきてないよ??」
おかしいと思い、LINEを確認したSさんは絶句。なんと全てM子先輩に送信していたのです…!

実はM子先輩とM美はかなり似ている名前で、苗字が同じで名前が一文字違い。LINEのトーク一覧の上の方に、二人のよく似た名前が並んでいたので間違えてしまったのです…!!全て既読がついたけど、返事はありませんでした。

もう二人だけの問題じゃない。学校を巻き込む大騒動に!

次の日から部活を休んだM子先輩。どうやら別の先輩曰く、学校も休んでいるそう。そんな日が1週間、2週間と続き―…。
Sさんは担任の先生に呼び出されました。「お前さ、同じ部活のM子先輩と何かあった?」

実はSさんからのLINEを見て、かなりショックを受けたM子先輩。「自分はそんなに嫌われていたのか」と、周りの目が怖くなってしまったそう。次第に学校を休むようになり、ついには不登校。それを知ったM子先輩の親はカンカン。そんなもの、いじめじゃないか!と学校に抗議しに何度もきているそう…!

結局Sさんの親も学校呼び出し、散々揉めたそうな…。

学校内では、今回の事件をきっかけに様々な特別授業やプリントが配られたり。さらに二人の噂も広まり、Sさんも周りからヒソヒソ言われたりと、散々な目にあったそうです…。

おわりに

いかがでしたでしょうか。思春期の多感な年頃でのやりとりって難しいですよね…。辛い思いをしたとは思いますが、人は失敗から学ぶことが出来ます。今回の事をきっかけに、二人とも相手の気持ちを考えるということを学べたのではないでしょうか?

皆さまも、SNSの取り扱いにはご注意を―…!!

ftnコラムニスト:Yukky111