夜道の女性の一人歩きは本っっっ当に危険です!今回は筆者が若かりし頃に夜道で体験した恐怖エピソードをご紹介します。
帰宅時の問題
あれは筆者が20歳になったばかりの頃。当時勤めていた会社は車通勤NGだったため、毎日自宅から最寄りのバス停まで歩き、そこから20分ほどバスに乗って駅へ、さらに30分ほど電車に乗って会社へと通っていました。
まあ朝は必ず決まった時間に家を出るので確実にバスに乗れてよかったのですが、問題だったのが帰りのバスの時間。
少しでも退勤時間が遅れると、いつも乗っている電車に間に合わず、バスを何十分も待たなくてはならなかったんです。
とはいえ、どうしても残業で帰るのが遅くなった時は、当時同棲していた彼が迎えに来てくれたため、なんだかんだで帰宅時に困ることはありませんでした。
彼が電話に出ず、歩いて帰ることに
ある日のこと、いつものように仕事が長引いて、いつも乗っている電車の時間に間に合わないことがあったんです。
それで彼に迎えに来てもらおうと連絡したのですが、なかなか既読にならず…。結局返信がないまま駅に到着してしまったので、諦めてバスで帰ろうとバス停に向かいました。
ところが時刻表を見たら、次にバスが来るまで約1時間も待たなくてはならなかったんです。
そして「これは歩いた方が早いかな…」と思った私は、歩いて帰る手段を選んでしまったのです。
街灯のない夜道にたたずむ男性
駅から自宅までは徒歩40~50分ほどありましたが、バスを待っているよりは早いだろうと歩いて帰ることを選んだ私。
今思い返すと、この時大人しくバスを待っておけばあんな怖い思いをすることはなかったかもしれません。
人気のない道を歩き始めて10分ほど経った頃、閉店して真っ暗になっているお店の前に男性がポツンと1人で立っていました。
「見るからに怪しい…」と思った私は早足でそのお店の前を通過しましたが、何となく嫌な予感が。
そして恐る恐る振り返ると、何とお店の前にいた男性が両手を上げて追いかけてきていたのが見えてしまったんです…!
咄嗟にコンビニへ逃げ込むも
追いかけてくる男性に恐怖を感じた私は、これまでにないスピードで走り、少し離れたコンビニへ逃げ込みました。
この時、お店の人に助けを求めていればよかったのですが、突然の出来事で頭がパニックになっていた私はとにかく彼にひたすら電話をかけまくっていました。
しかし、いくらコールしても全く電話に出てくれない彼。仕方がないので20分ほどコンビニで待機し、その後再び歩いて帰ることにしました。
「お姉さん、さっきからつけられていますよ」
さすがにもう撒いたかな…と思いながらコンビニを後にしましたが、驚いたのはその後。
何と帰宅途中、見知らぬ車がこちらのほうに向かってきて、中に乗っていた男性から
「お姉さん、さっきからあなたつけられていますよ?」
と声を掛けられたのです。
その後、「危ないから乗っていったほうがいいよ」と言われましたが、再びパニックになってしまった私は「結構です」と一言だけ言い残し、またしても全力ダッシュ。
家に入るなり怖さが限界に達し、その場で大泣きしてしまいました。家で爆睡していた彼もそれに気づいてようやく起床。泣き崩れる私を見てめちゃくちゃ焦っていました(でしょうね)
夜道の一人歩きはまじで危険
あの1件以来、私はすっかり1人で夜道が歩けなくなってしまいました。
もう10年以上前の話ですが、今でも暗い道でちょっと怪しげな人とか、人影を見ると思わずゾッとしてしまいます。
女性の夜道の1人歩きは本当に危険です!みなさんも私のような体験をしないよう、くれぐれも気を付けてくださいね。
ftnコラムニスト:なべび