今回はそんな子供の霊感でヒヤッとした友人の体験談をご紹介します。
お出かけ帰りに起こった恐怖体験
今回エピソードを教えてくれたのは筆者の友人のKちゃん。
Kちゃんには娘ちゃんが1人いるのですが、その娘ちゃんが3歳の頃、怖~い体験をしたことがあるのだそうです。
事件が起こったのはKちゃんと娘ちゃんが2人でKちゃんの実家へ遊びに行ったときのこと。
いつものように近くの公園で少し遊んだ後、車に乗り込もうとしたら、娘ちゃんがKちゃんに向かって恐ろしいことを言ってきたのだそうです。
「ママ~、この子だあれ?」
突然、誰もいない方向を指さし「ママ~、この子だあれ?」と聞いてきた娘ちゃん。
もちろんKちゃんは何も見えなかったそうで、恐怖心を感じながらも「え~、わかんないな~」と娘ちゃんに話してそのまま車に乗り込んだそうです。
そして車を出発させようとした瞬間、今度は娘ちゃんが急に怒りだしてこんなことを言ってきたのです。
「なんで車に乗ってくるの!?あっちに行ってよ!」
「ママ~、後ろにこの子が乗ってくるよ!」
恐怖で居ても立ってもいられず…
娘ちゃんの言葉にゾッとしたKちゃんはすぐに車を降り、娘ちゃんを抱きかかえて自宅へと戻りました。そして両親に事情を伝え、お清めの塩を持って車へと戻っていったのだそうです。
その後、娘ちゃんがとくに何も言ってこなかったので、そのまま車に乗り込んで自宅へと帰ったそうですが、しばらく後部席に誰かが乗っているような気がして座れなかったと言っていました。
子供の言葉を信じてよかった
その後、娘ちゃんが霊的な何かを感じていたかどうかは定かではありませんが、車に乗ってもあの時に見えた子のことを口にすることはなかったそうです。
あとから聞いた話では、Kちゃんの実家のそばにある公園は、近くのとある交差点で昔から人身事故が多発していたのだとか。
Kちゃんの両親は、ひょっとしたらあそこで以前事故に遭った子が遊びにきちゃったのかな?と話していたそうです。
もしKちゃんが娘の言葉を信じずそのまま家に帰っていたら…と思うとゾッとしますね。
何はともあれ、Kちゃんと娘ちゃんの身に何も起こらなくて本当に良かったです。
ftnコラムニスト:なべび