子どもに悪影響やトラウマを与える親を「毒親」と言いますが、毒親にもさまざまなタイプがあります。今回は筆者の友人たちに、「自分の親は毒親なのでは?」と思ったエピソードを聞いてみました。
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お年玉が全て海外の銀行へ?!

「怪しい投資話に引っかかってばかりだった父。私が高校を卒業した時、今までお年玉を貯金していたお金で免許の教習所に通おうとしたら、いつのまにか父に使われて1円もなくなっていた。
問い詰めると、勝手に私の名義で海外の銀行に口座を作ってそこに全額入金し、詐欺まがいのビジネス話を信じて投資してしまい、結局すべて失ってしまったらしい。
挙句の果てには『お前のためを思ってやったのに!』と逆ギレする始末。一生許せない!!」

毒親って、自分と子どもが別の人間だということが理解できていないことが多く、”子どものものは自分のもの!”と考えがちですよね…。

本名で呼んでくれない母

「母親が新興宗教にどっぷりはまっていて悲惨だった。
その宗教は信者1人1人に名前をつけるらしいんだけど、ある日突然母親から『あんたは今日から○○ね!』と本名とは全く違う名前を与えられて、ずっとその名前で呼ばれてた。友達が遊びに来ているときもわざとその名前で呼んできて、恥ずかしくて本当にイヤだった」

親が宗教にはまってしまうと、子どもは本人の意思に関係なく巻き込まれてしまうことになります。家庭のお金をつぎ込んでしまった結果、生活費や教育費がなくなるという悲惨な状況にもなりかねません。

プライバシー皆無!監視が異常な母

「とにかく母親の監視がすごかった。私宛の手紙は開封してすべてチェック、荷物も勝手に開ける、友達から自宅に電話がかかってきたら私とどういう関係なのか根掘り葉掘り聞く…などなど。
何度も反抗したけど『あなたのためだから』『不良にならないように守ってる』と言って聞く耳持たず。
母の意に沿わないことをすると『間違った人生になる』『ろくな人間になれない』とネチネチ言われた。過保護すぎる毒親だったんだな…と今なら分かる」

本当に子どものことを信じてくれている親なら、プライバシーも尊重してくれるはずですよね…。

まとめ

毒親に育てられた場合、自己肯定感が異様に低かったり生きづらさを感じたりと、大人になっても影響を受け続ける人がたくさんいます。
毒親と物理的に距離を置いたり、状況によっては専門の機関に相談するなど、自分を守ることを第一に考えましょう。

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの