くじ引きでPTA役員が当たる
Aさんは40代の専業主婦で、小学生と幼稚園の三人の子どもがいます。
一番上の子どもが、2年生のときにPTA役員に当たってしまいます。
昨今は共働き家庭も多く、下の子が小さいから…という理由で断ることはできませんでした。
PTAで学生時代の同級生と再会
はじめてのPTA会議の日、Aさんは見覚えのある男性に気づきます。
会議が終わると、男性の方からAさんに話しかけてきました。
彼は高校時代の同級生Sくんだったのです。
20年ぶりの再会で、盛り上がる二人。
憂鬱だったPTA活動がSくんのおかげで少し楽しみになってきました。
バレーボール大会の練習でお互いの想いを確認
PTA活動のなかでも大変なのが、バレーボール大会です。
全校の保護者にメンバーを募っても、ほとんど集まりません。
結局はAさんたち役員が選手として参加することに。
しかし運動が苦手なAさんは、あきらかにチームの足を引っ張っています。
するとSくんがチームでの練習前に二人で自主練をしようと提案してくれました。
Aさんは、自分のために真剣に教えてくれるSくんにどんどん惹かれていきます。
大会前の最後の練習日、Sくんから想いを告げられたAさん。
誰もいない夜道、二人はこっそり手をつなぎ想いをたしかめ合いました。
泊まりがけの研修でダブル不倫に
ある日、二泊三日でPTAの全国大会(研修会のようなもの)への参加依頼がきました。
二人にとってこんなチャンスは二度と来ないかもしれません。
Aさんは子どもたち3人を実家にあずけ、全国大会に行くことを即決。
会に参加したのは、PTA会長とAさんとSくんの三人だけでした。
幸い二人は会長とも仲がよかったので、他の役員から怪しまれることはなかったそうです。
もちろん、二人は二夜をともにすごし愛をたしかめあいました。
その後二人はしばらくダブル不倫を楽しんだそうです。
しかしPTA活動が終わり、二人が会う口実がなくなったのを機に関係を解消しました。
今回のダブル不倫は、お互いのめり込むタイプではなかったので家族や他の役員にバレずにすみました。
一方で不倫の沼にはまったあげく、修羅場になって家庭崩壊なんて事態もあるのでご注意を。
ftnコラムニスト:広田あや子