子どもが言ったことを本気にし、園やママ友に苦情をいう親
「先生が男の子たちの腕を引きずってた!」
「CくんがはさみでHちゃんの指切ったの!」
幼稚園から帰ってきた子どもからこんな話しを聞いても、ほとんどの親は本気にはしませんよね。
しかしAさんは娘の話を信じて、幼稚園に苦情を言ったり、ママたちに事実確認の連絡をいれたりします。
実際は、けんかしている男の子たちを止めるために、先生が腕を持っただけでした。
はさみもHちゃんの指に当たってしまっただけ。
先生やママたちに話をきいた後、Aさんは「うちの子がウソついてるってことですか?」と逆ギレすることもあるそう。
なので、園もママたちも対応に困っているそうです。
それにしてもAさん、幼い娘の発言を鵜呑みにし過ぎです。
LINEの返信が遅いと「嫌われた?」とネガティブな発言をする親
ある朝Bさんに、ママ友のCさんから連絡がきました。
このときBさんは出勤前で慌ただしく、メッセージをみただけで返信はしなかったそうです。
Bさんは仕事が終わってからゆっくり返信しようと思っていました。
しかし、夕方LINEをみると…
「仕事中かな?」
「返信遅いから心配です」
「わたし嫌われてないかな?」
既読スルーされたと思い込んだCさんから、大量のメッセージが届いていたのです。
しかも、どんどんネガティブな発言をしていたそう。
いまでは、おちついて返信ができるとき以外はメッセージを開けないようにしているそうです。
素直すぎる性格が原因で、言っちゃダメなことを口にする親
公立の幼稚園は、私立の幼稚園とくらべると集まる子どもたちのタイプがさまざまです。
むずかしい家庭環境の子も多いため、精神年齢にばらつきもあります。
私立から公立に転園してきたDさんは、集団行動が苦手な子や先生に抱っこされている子をみつけると「あの子、発達障害じゃない?」と言ってしまいます。
Dさんは悪気がなく「どうなのかな?」とちょっと疑問に思ったことをすぐに口にしてしまう人のようです。
こんなときは、みんな黙って苦笑いしてその場をやり過ごしているようです。
素直すぎる性格が原因で、周囲を困らせるママさんですね。
園生活がはじまりママ友が増えると、お付き合いをするのが面倒なタイプのママと出会うことも多くなります。
手のかかるママ友と上手に付き合うコツは、相手と同じ土俵に立たないことです。
相手の話しや態度に反応せず、さらっと受け流すといいですよ。
ftnコラムニスト:広田あや子