今回は筆者の友人A子が体験した地獄のような保育園生活のエピソードをお届けします。
保育園にも役員があるの?!
無事に保活を終え、希望していた保育園に第一子を入園させることができたA子。初めての保育園生活にドキドキしつつも、「みんな働いてるしママ友付き合いとかはそんなに気にしなくていいよね」と気楽に考えていました。
ところが、入園式の次の日に開催された保護者会で、各学年から4人ずつ役員を選出しないといけないことを知ります。しかも保育園には珍しく、役員に課される仕事も多いようです。できればやりたくないと思っていたA子の希望は叶わず、くじ引きで役員に決まってしまいました…。
最初は穏やかだったけど……崩壊のキッカケは誤爆LINE
他の3人の役員はすべてA子より年上のママたち。ですがみんな雰囲気が良さそうな人で、A子は内心ホッとしたそうです。
でも、配布物の作成や行事のお手伝いなど役員の負担は多く、次第に役員間の空気もギスギスしてきました。
たまらずA子は自分の母親にLINEで愚痴るように…。ある日、「ほんと役員つらい!私は正社員で勤務時間も長いから、パートで働いてるBさんとかがもっと役員の仕事してくれたらいいのに!」というメッセージを、母親ではなく役員のグループLINEに誤爆してしまいます…!
怒ったお局ママのターゲットに
当然A子はすぐに謝罪しましたが、この誤爆をキッカケにBさんからA子への当たりが強くなります。
役員の仕事を多く負担させられるのは勿論、他の役員2人と一緒になってA子を仲間外れにし、送り迎えの時に会っても素っ気無い態度。
挙句の果てには最初の誤爆LINEへの仕返しのつもりなのか、役員のグループLINEで「A子ちゃんって正社員って言ってるけど仕事できなさそうだよねw」「正社員とか言ってるけどただの事務でしょ?そんな偉いものなの?」といった悪口を送り、A子がしっかり既読になるのを確認してから「あ、ごめんね~今の間違い!」と送信取り消しするという嫌がらせも頻繁に行われるように…。
地獄の1年間
A子は波風が立つことや子どもの友人関係への影響を恐れて、役員任期中の1年間を歯を食いしばって耐えました。
幸い、任期が終わったあとはBさんとの関わりもほとんどなくなったそうですが、「1通の誤爆LINEがまさかこんなことになるなんて…」と今思い返してもゾッとする出来事だそうです。
まとめ
保育園は働いているママばかりだからこそ、仕事に関連することでトラブルになることもあります。特に、正社員に憧れつつもパートや派遣で働かざるを得ないママにとって、A子が誤爆してしまったような発言は許しがたいものだったんでしょう…。
とはいえ、いい年した大人が嫌がらせをするなんて言語道断ですよね。
ftnコラムニスト:藍沢ゆきの