母親の不倫で家庭崩壊
「私は母一人子一人の母子家庭で育ちました。
私が小学校5年の時に母親が別の男性と不倫してしまい、その不倫相手と一緒になると言い張ったため離婚しましたが、結局再婚してもらえずに母子家庭になりました。
私は父ではなく母と暮らすことを選びましたが、子どもながらに母がこれ以上バカなことをしないように見守りたいという気持ちもありました。
父に慰謝料は取られませんでしたが母の不貞行為なので養育費はもらえず、しかも不倫相手は逃げてしまったのであてにできず、パートと母子家庭の支援金でなんとか暮らしていました。
絶対に不倫だけはしないと誓っていたのに
母との暮らしは正直つらかったので、絶対に私は普通に結婚して普通に幸せになる、絶対に不倫なんかしないと心に誓っていました。
就職すると周りに不倫をしている子たちもいましたが、最低だと思っていました。
しかし、それまでほとんど恋愛もしてこなかった私が初めて心から好きになった男性は、なんと既婚者だったんです。
ハマってしまって抜け出せない
職場の上司だった彼は仕事ができてカッコよくてマメで、私の仕事の失敗をどんなことでもスムーズにフォローしてくれて、気が付けば恋に落ちていました。
指輪は付けていませんでしたが結婚していることはなんとなく噂で知っていたので、深入りしないように気持ちをセーブしていたつもりが、もう彼しか考えられないくらいに…。
同行営業や出張を重ねるうちに体の関係を持ち、気づけば不倫が始まっていたんです。
どんどん関係は密になり、奥さんと別れるとまで言ってくれるまでになりました。
母からの一言
彼のことは何度か母に会わせていましたが、不倫のことは隠していました。
しかし、彼の奥さんから『今手を引けば許す』という内容証明が届いたことで母に不倫だったことがバレてしまい、
『私の子だからしょうがない』と、呆れるように言われたんです。
あんなに嫌だった母と同じことをしている。絶対にしないと誓っていた不倫をしてしまっているんだとその時とても恥ずかしくなり、彼とは別れました。
まとめ
人一倍、不倫に対して嫌悪感を持っていたのにも関わらず、その道へ進んでしまっていた友人。その時は本当に何を言っても聞かない状態でした。
それほどの気持ちにさせてしまう不倫という恋は、心底恐ろしいと思わされるできごとでした。
ftnコラムニスト:karira