可愛いプリンセスが登場しハッピーエンドで終わるストーリーは多くの女性に人気です。しかし、原作ではもっと残酷だったりバッドエンドであったりすることも少なくありません。今回はそんなおとぎ話の原作顔負けの、現実にあった母娘の残酷なお話をご紹介します。
娘が女の子らしい格好をするのを嫌う母親
筆者の知人のRさんは小さな頃から可愛らしいものが大好きで、ディズニープリンセスに憧れていたといいます。
しかしRさんの母親は娘が女の子らしくするのを嫌い、プリンセス関連のおもちゃなどは一切買ってくれなかったそう。
普段着る洋服も兄のお下がりで、男の子のような格好をさせられていました。
その理由も家計が苦しいわけではなく「Rは女の子らしい格好が似合わないから!」と本人に笑いながら言ってしまうのです。
娘が地味なブラジャーを買っただけで激怒
そんなRさんも思春期になり、身体の変化が訪れます。
しかし母親に生理のことや下着のことは言いにくく、生理用品は母親用に買い置きしてあるものをこっそりと使い、下着は自分のお小遣いで購入することに。
そしてバレないように、下着は自分で手洗いし自分の部屋に干すことにしました。そんな毎日を送っていたある日のこと。帰宅したら、母親がすごい剣幕でRさんにこう言います。
「こんな下着をこっそり買って、色気づいてんじゃないよ!悪いことでもしてるんじゃないの?!」
母親の表情は凄まじく、Rさんは一瞬にして泣き崩れたと言います。ましてやRさんが自分で購入した下着は、必要最低限の地味なジュニア用のブラジャーだったということ。
娘に嫉妬する母親はおとぎ話の中だけじゃない
Rさんの母親は白雪姫の継母のように、常に自分と娘を比べてしまうのでしょう。このような母親の心理状態を、白雪姫コンプレックスと呼ぶことがあります。
ディズニーの白雪姫の話では継母になっていますが、原作ではRさんと同じ実母だそうです。しかしそれはあまりにも残酷なため、継母ということにしたのだとか…。
事実は小説よりも奇なりとは言いますが、案外珍しくない話なのかも知れませんね…。
ftnコラムニスト:たいはい