最初は当たり障りのない人達と思っていた
昔、職場で知り合った知人女性には、6年ほど連れ添った2歳下の旦那さんがいます。ちょっと気が弱いけれど温和なところが気に入り、彼女は結婚を決めたそうです。
些細な喧嘩はするけれど長引くこともなく、夫婦関係は順調とのこと。しかし、彼女には一点とても気になることがありました。
それは旦那さんの両親のこと。義実家は彼女達の家から、歩いて15分ほどのところにあります。この家に決めたのも、「実家の近くがいい」という旦那さんからのリクエスト。
義両親に対する最初の印象は当たり障りのない人達だったこともあり、そこは夫に譲ろうと考えたそうです。
息子はべた褒めなのに嫁には塩対応する
結婚後、半年近く経ったある休日のこと。彼女は義両親に頼まれ、買い物をすることになりました。
義両親から初めてのお願いだったこともあり、旦那さんの代わりに彼女は大急ぎで買い物をすませて、2人で義実家へ届けにいきました。
そこで彼女が目にしたのは、違和感のあるこんな光景です。
「あら、こんなにたくさんありがとう。あなたは本当にいい息子ね〜。」
義両親は愛しそうに旦那さんのことを見つめて、こう言ったそうです。彼女は「自分にもお礼のひとつくらいはあるだろう」と期待したそうですが、義両親からは何もなし。
見かねた旦那さんが「買い物は、嫁ちゃんがしてくれたんだよ」と言ったそうですが…。義両親は彼女を一瞥した後、何も聞こえなかったかのように別の話題へ。
モヤモヤするから遠くに引っ越したい!
帰宅後旦那さんが謝ってくれましたが、彼女は自分だけがのけ者にされたようで悲しく、モヤモヤする気持ちは拭えなかったと言います。
それからもときどき、同じような後味の悪い思いをしているそう。義実家から離れた場所に引っ越したいと言いますが、旦那さんのことを考えると踏み切れないようです。
旦那さんの理解が救いではありますが、義両親には息子の妻も大切にしてあげて欲しいものです。
ftn コラムニスト:たいはい