女友達との旅行で気分は最高潮!
筆者、A子、C美の3人でとある観光地に旅行へ行った時のお話。当時は若く、あまり貯蓄もなかった3人。「宿泊費も極力削りたい!」と、激安ホテルを探していました。
すると、一人あたり素泊まり1泊2500円という激安ホテル発見!ホテルの外観はかなり古そうですが、「いいところを見つけられたわ~」とウキウキで予約をしました。
そこで恐怖体験をするとはつゆ知らず…。
安いせいか外観ボロボロのホテル
目的地に到着し少し観光した後、予約していた激安ホテルに向かうことに。到着して驚いたのが、外観は写真以上にボロボロで、一見廃墟かと勘違いしそうなレベル。
中に入ると真っ赤な絨毯が敷かれていますが、なんだかカビ臭くてとにかく暗い。そして人がいない…。
受付にベルが置いてあったので、鳴らすと一人の老人が出てきました。予約していた話をすると、にこやかに鍵を渡してくれました。
廊下の端には古くなった棚や椅子が乱雑に置かれており、「ここ本当に営業してる…?」と、あまりの不気味さに3人とも無言に。
しかし部屋の中は案外小綺麗にされており、ここで3人は少し安心したのです。そしてこじんまりとしたユニットバスに順番に入った後、筆者は気付いてしまいました…。
入口すぐの姿見と洗面台の鏡が、合わせ鏡になっていること。そして飾ってある絵の隙間から、お札が数枚はみ出ているのです。
恐怖で泣きそうになりましたが、二人を怖がらせたくないので、何も言わずに過ごしていました。違和感を感じつつも旅の疲れもあり、3人とも早めの就寝となったのでした…。
翌朝、筆者とA子が起きて準備をしていると、遅れて起きたC美は「昨日夜中に上の階の人がうるさくて起きちゃった!足音もすごいし、大人数でガヤガヤ宴会してる感じ。もうムカついたから天井にペットボトル投げたわ(笑)」と言うのです。
それを聞いた途端、筆者は背筋が凍りました…。
誰もいるはずのない場所なのに…
筆者がこのホテルを予約をしたので、A子とC美は知らなかったようですが…。実はこのホテル、5階が最上階なんです。
そして筆者たちが泊まった部屋は5階だったので、上は屋上しかないはず。つまり筆者たちの上に、人がいるわけがないんですよね…。
C美の発言でさらに恐怖心が増してしまい、とにかく早く出たかったので、急いで準備をして受付へと降りたのでした。
受付の老人に「屋上は人が入れるのか」と聞いてみたところ、怪訝な顔で「屋上は危ないので、何年も前から立ち入り禁止なのですが…。もしかして、部屋で何かありましたか?」と聞くではありませんか。
もうこれ、ホテル側も何かあるの絶対知ってたでしょ…。これ以上聞くのも怖かったので、足早にホテルを出たのでした…。
いかがでしたか?この体験以来、どんなにお金が無くても、相場の値段の施設に泊まる事を心掛けるようになった筆者でした。
あまりに相場と値段がかけ離れている宿泊施設は、見えない何かが潜んでいるのかも…?
ftnコラムニスト:Yukky111