親は、産まれた時から共に過ごしていますよね。でも、夫婦の秘密は子供にはわからないもの。特にお別れが突然だと意外な真実が発覚することも…。今回はそんなエピソードをご紹介します。
遺品整理したら父の女装の写真が出てきた
友人のお父さんが突然倒れて帰らぬ人に。まだ50代でした。単身赴任中だったので、会ったのは数ヶ月前。お母さんとただ呆然としていました。
葬儀も済ませ、落ち着いた所で遺品整理をすることに。突然のことだったので身辺整理も何もしていませんでした。
ごちゃごちゃの荷物を片づけていると、出て来た写真に友人は言葉を失いました。何とお父さんが綺麗に女装していたんです。
でもお母さんは顔色1つ変えず黙々と片づけていました。
父の死後懐かしい気がする男性と母が再婚
お父さんは彼女が産まれた時から単身赴任していたそうで、会うのは年に数回。両親は普通に仲が良く、彼女は何の疑問も持たずに育ちました。
ただ全くケンカをしない夫婦だったそうです。友人は「今思えば、よそよそしかった」と言ってました。
数ヶ月後、お母さんが中年の男性を連れて来ました。会った瞬間、何だか懐かしい気が。「この人とお付き合いしてるの」と言われて驚きましたが、なぜか「早すぎる」とは言えませんでした。
1年後、お母さんは再婚しました。
死んだ父と母は愛のある仮面夫婦だった疑惑
お父さんとお母さんは遠縁で幼なじみ。自然に結婚に至ったと聞いていました。女装の写真が出てきただけで決めつけるのは危険ですが、LGBTだったのではないかと友人は考えたそうです。
今LGBT差別が問題になっていますが、昔はもっと大変だったでしょう。ちなみに義理の父親となった人はずっと独身でした。
彼女は「本当のお父さんでは?」と思いつつ、聞けずにいるそうです。仮面夫婦というと不仲な夫婦を想像してしまいますが、こんな形もあるんですね。
少なくとも彼女の両親には違う形の愛情があったような気がします。あなたはどう思いますか?
ftnコラムニスト:kanonmaru