女性も結婚後も働くことが当たり前になった時代。生活費も夫婦ともに出し合い、財布を別にする家庭が当たり前になってきました。しかし、その内訳をしっかり話し合う夫婦は少ないようです。
出典:ftn

「私の貯金がなくなるから」と妻がフルタイム復職を急ぐ家庭も

一昔前まで、夫の給料を全て妻が管理するのが当たり前でした。現代は子どもがいても妻がフルタイムで働くなら生活費を折半するようになります。

収入の範囲で生活をしていく基本を考えれば、産休・育休に入るタイミングで、生活費を一時的でも全額夫負担にするよう交渉しなくてはいけません。

それができずに貯金を崩す妻が多いようです。毎月目減りする貯金残高が怖くて、復職を早めた知り合いが何人もいます。

夫の立場からすれば、妻が言い出さなければ自分達の貯金が減っていることなどわかりません。

しかし、子どもを産む、子どもを育てるという大切な仕事を頑張っている中でも、「稼いでいない」という罪悪感から、生活費の相談ができないそうです。

家賃・光熱費・食費を夫、子どもの習い事を妻のパートで賄うK家

共働きのK家は5歳の子供がいます。子どもの習い事や塾のお金を賄うため妻がパートに出ることになりました。

食費と教育費は妻、それ以外は夫が払います。この分担には落とし穴が。

教育費はかかる家では数千万円になり、10年後の食費は子供が男の子で運動系の部活を選んだ時には2人前・3人前を予算にとっておかなくてはいけません。

働いても妻の貯金は増えず、何も夫は自分の娯楽費を削らなくてはいけないと考えられなくなります。

昔と違い、今はアプリで簡単に家計が管理できる時代です。夫婦で家庭全体の収支を共有することで、妻が節約に勤しんでいる間に、夫が趣味のゲームに重課金しているーなんて悲劇を防ぐことができますよ。

ftnコラムニスト:ユウキミサト