結婚する上で、最低限の収入は必要です。ですが、それだけを目当てにしていたら、後々、痛い目を見るかもしれません。
婚活のために嘱託職員になった友人
友人女性は、何度も転職を繰り返していました。しかし、30歳という年齢もあり、そろそろ身を固めたいと思ったそうです。
「学校で働けば、教員男性をゲット出来るかも!」そう言って彼女は、学校の嘱託事務員として勤務し始めました。
勤務先の真面目な男性とゴールイン
こうして彼女は、勤務先にいた男性に積極的にアプローチし、見事ゴールインしました。結婚式にて、お祝いの言葉を述べると、彼女は勝ち誇ったように言いました。
「旦那、恋愛経験なしだったのよ!コイツなら、チョロいなって思ってアタックしたの!私の言う事なら、なんでも聞くし最高!」
友人の言葉には、正直、閉口しました。それでも2人が幸せなら良いと思っていましたが、残念ながら現実はそう上手く行きませんでした。
ストレスで教員を辞めてしまった夫
2人が結婚して1年後。旦那さんが、仕事のストレスで鬱を発症してしまい、教員を辞職することとなりました。
それを聞いて周囲は心配していましたが、友人は旦那さんへの不満ばかりでした。
「教員辞めて、これからどうするのよ!私は、絶対にもう二度と働かないからね!」
旦那さんを労わる言葉ひとつない友人に、私を含めてみんながドン引きでした。
その後、頑張って旦那さんが正社員の職に就いたというのに、友人は「給与が下がった!」と文句ばかり言っていました。
ちっとも幸せそうじゃない夫婦生活
旦那さんがこうなってしまったのも、友人の態度が少なからず影響していたかもしれません。
辛い時に、配偶者が相談に乗ってくれるならまだしも「働け!」と叱咤され続ければ、膨大なプレッシャーがのしかかります。
何が起こるか分からない人生だからこそ、支え合いたいと思える相手との結婚がベストでしょう。
ftnコラムニスト:六条京子