同窓会で再会…ベタなきっかけで不倫が始まり毎日ソワソワ
同僚のYさんは、結婚して25年ほどの50代サラリーマンです。子供はおらず、奥様とYさんの高齢のお母さんと3人で暮らしていました。
お世辞にもモテるタイプではなく、よくいる普通のおじさんといった風情です。
しかし高校の同窓会に出席した日を境に、会社でのYさんの様子がなんだか落ち着かなくなっていったのです。
毎日就業時間になると事務所を出て、こそこそどこかに電話をしているようでした。そんな日が続いたある日、Yさんが有休をとったのです。
会社の保養所へ旅行…一緒に行ったのは不倫相手
Yさんは有休を利用して、会社の保養所へ旅行に行っていました。
私の会社では福利厚生の一環で従業員とその家族であれば、全国にいくつかある会員制の保養所に格安で泊まることができます。
Yさんはそこに奥様と偽って同窓会で再会した不倫相手と遊びに行っていたのです。年に何度かは出張もある職種のため、奥様にはその時も出張と言っていたようでした。
楽しく過ごして帰宅した翌日…Yさんは窮地に追い込まれることになったのです。
不倫相手が忘れもの!会社から奥様に連絡がいき全方位バレした
奥様は全く疑っていなかったので、楽しく旅行を過ごしたYさん。翌日もご機嫌で出社していました。
しかし、Yさんの仕事中に会社から奥様に1本の電話がかかってきたのです。「女性用の日傘をお忘れではないですか?」と…。
なんと、旅行の際に不倫相手が宿に日傘を置き忘れていて、会社が直接奥様に連絡してしまったのです。
当然奥様は激怒してYさんに速攻で電話して問い詰めたそうです。その日は定時の不倫相手との電話もすることなく、Yさんは慌てて帰宅していきました。
さらに翌日げっそりした顔で出社したYさんのもとに、本社から電話が…。
保養所は「従業員とその家族」しか利用してはいけない決まりだったのに不倫旅行で使っていたのがばれ、こっぴどくお叱りを受けていました。
悪いことをしようとしてもどこかでぼろが出てしまうものです。会社の信用も家族の信用も失ったYさんは、今はひっそりと真面目に仕事をしています。
ftnコラムニスト:滝本めぐみ