前髪アップの魅力とは?
前髪は長さやアレンジの仕方で顔の印象を大きく変えるほど、髪の中でも重要なポイントとなります。「前髪を切りすぎたら幼くなった」「前髪を厚くしたら前より暗い雰囲気になった」そのような経験はありませんか?
印象にかかわる大切な前髪ですが、中でも前髪を上げるアップスタイルは、ほかの前髪とは違う魅力がいくつかあります。もしかしたら今まで知らなかったメリットもあるかもしれません。まずは前髪アップの魅力をチェックしてみましょう。
髪を切らずにイメチェンできる
髪をカットすると今までの雰囲気をがらっと変えられるため、イメチェンしたいときにはよくヘアカットが用いられます。しかし「ここまで伸ばしてきたから切るのがもったいない」「似合わないヘアスタイルになったらどうしよう」など、カットする場合はそれなりの覚悟が必要です。
また、今日だけ雰囲気を変えて明日からは今まで通りのヘアスタイルで過ごしたいという場合もありますよね。そのようなときには前髪アップがおすすめです。普段は下ろしている前髪をアップするだけでいつも隠れているおでこや眉がしっかりと見えるようになり、手軽にイメチェンできます。
すっきり爽やかな印象
前髪が重く、長いと、暑苦しい印象を与えます。実際に汗をかくと前髪が顔に張り付きますよね。前髪アップスタイルは前髪がおでこを隠さないため、汗をかいても爽やかな印象を与えます。
寒い時期は前髪を下ろして、暑い時期には前髪を上げてと季節に合わせて前髪スタイルを変えることもおすすめです。
おでこを出して明るく見られる
前髪がおでこにかかっていると、どうしても暗く見られがちです。前髪を上げることで、見える肌の面積が大きくなり、一気に明るい雰囲気にチェンジしてくれます。
前髪を作るかどうか迷っているなら 前髪あり・なしに似合う顔タイプは?顔型別のおすすめ前髪アレンジ も一緒にチェックしてください。
前髪を上げる方法13選
「前髪が邪魔なときにピンでさっと横にとめるくらいしか思いつかない」という人もいるでしょう。でも実は前髪を上げる方法はレパートリー豊富で、セルフでも簡単に素敵アレンジができますよ。
そこでここからは、使うアイテム別で前髪アップ方法をご紹介します。いくつか覚えておくと好みやその日の気分、シーンに合わせて使い分けられて便利です。
ピンを使った方法4選
まずはピンを使った前髪アップ方法をご紹介します。自宅でスタイリングする以外でもピンを持ち歩いていれば仕事を終え、デートや友人との約束前にさっとセットすることが可能です。
①【色っぽい】かきあげ風
ドライヤーやカーラーを使わなくてもトップがふわっと立ち上がるかきあげ風前髪がピン2本でできます。
【方法】
- 前髪を手ぐしでざっくり分けて片方を上げる。このとき、残した方の毛流れに合わせて上げるとナチュラルなボリューム感がでます。
- 上にかぶせた前髪をふわっとボリュームを残したまま2~3か所ピンが隠れるようにとめる
- 下に残した毛にワックスを付け、毛流れに沿うように動きを付ける
- 完成
仕事終わりなど「ドライヤーやカーラーがないけど、垢抜けスタイルを手軽に手に入れたい」というときに重宝しますよ。
②【ナチュラル】センターパートねじり前髪
前髪をねじってピンでとめるだけでできるアレンジです。ベースの髪を緩巻きにするとナチュラルでおしゃれな外国人風スタイルが完成します。
【方法】
- センターパートにする
- 分け目から細めの毛束を取り、うしろ向きに一回ねじる
- すぐ下から少量の毛束を取り、2と合わせてねじる
- こめかみまで3を繰り返す
- ねじり終わりにうしろからアメピンを挿す
- 反対側も同様に繰り返す
- 完成
ベースのラフスタイルに合わせてねじった前髪は崩さないのがベストです。ポイントはピンの挿し方。ピンをうしろから挿すと崩れにくくなるため覚えておきましょう。
③【おでこに自信がなくても】控えめ前髪アップ
「前髪をアップしたいけど、おでこに自信がないからなかなかできない」という人もいますよね。そのような時にチャレンジして見てほしいのがこの方法です。
前髪の中央部分だけを上に上げるため、おでこを全面的に出さずに明るい印象を与えます。
【方法】
- 前髪の中心部分のみを上げる
- 持ち上げ前髪をトップの毛流れに合わせてラフにねじる
- ねじり終わりにうしろからアメピンを挿す
- サイドの髪を耳にかける
- 完成
サイドの髪を耳にかける際は、すべてをかけず、もみあげ部分を残すと女性らしい優しい雰囲気となりますよ。
ゴムを使った方法3選
ピンを使った前髪アップスタイルをご紹介しましたが、ゴムを使う方法もいくつかあります。こちらもとても簡単で「前髪が邪魔だな」と思ったらゴムさえあれば、いつでもどこでもできます。
①【お手軽】くるりんぱ
細くてフィットしやすいシリコンゴムを使うとやりやすいです。シリコンゴムはかさばらないため、いざという時にポーチに何本かあると重宝します。
【方法】
- トップとサイドの髪もひとまとめに上げて、根元から10cm程の場所で結ぶ
- ゴムより根元側の髪を半分に割り、毛先側を上から通す
- 通した毛先を引っ張る
- 髪をほどよく引き出してボリュームを出す
- 完成
ゴムで結ぶ時は10cm程の場所で結ばないときつすぎてくるりんぱできないため、ゆとりを持たせて結ぶのがコツです。トップにボリュームが出て毛量が少ない・柔らかい人にもおすすめです。
②【短くてもできる】連続くるりんぱ
くるりんぱをマスターしたら、連続くるりんぱもぜひ試してみてください。ひとつのくるりんぱよりも手間をかけたように見えますが、思っているより簡単に仕上がります。
【方法】
- 髪の分け目を8:2、9:1に手ぐしでラフに分ける
- 多い方から毛束を取り上に上げる
- サイドに向かって根元から10cm程の場所で結ぶ
- ゴムより根元側の髪を半分に割り、毛先側を上から通す
- 通した毛先を引っ張る
- 髪をほどよく引き出してボリュームを出す
- 毛束のすぐ下から髪を取り2つに分ける
- 6の毛束の上に7を持ってきてくるりんぱ
- 完成
好みで3回くるりんぱしても可愛いです。アメピンでも可愛いですが、仕上げにお気に入りのピンでとめてアクセントにしても良いでしょう。
③【ふんわり可愛い】ポンパドール
一見難しそうなポンパドールも、シリコンゴムがあれば簡単に仕上がります。
【方法】
- スタイリング剤を前髪に馴染ませる
- 約10cm幅で三角に取り持ち上げる
- シリコンゴムで根元から10cm程の場所で結ぶ
- ゴムより根元側の髪を半分に割り、毛先側を上から通す
- 通した毛先を引っ張る
- 髪をほどよく引き出してボリュームを出す
- 毛束の下から少量の毛束を取る
- シリコンゴムに巻き付ける
- ピンを挿し固定する
- 完成
シリコンゴムで結んであるため、崩れにくいのがポイント。リーゼント風でかっこ可愛いスタイルが完成です。
ドライヤーを使った方法2選
「ゴムで結ぶ、ピンでとめることも難しい」という人にはドライヤーを使った方法がおすすめです。ドライヤーで前髪の形を整えるだけで、前髪をふわっと持ち上げて軽やかな印象を手に入れられます。
①【ラフ】かきあげ
根元を持ち上げて前髪をサイドに流すかきあげバングに憧れる人もいるでしょう。しかし、実際に自分でセットすることは難しそうと感じがちです。ドライヤーをうまく使いこなせば、かきあげバングも簡単にできます。
【方法】
- 前髪をラフに分ける
- かき上げる側の前髪をロールブラシで内巻きに丸みをつけるようにブローする
- ブローが崩れない程に軽く水スプレーする
- 前髪の根元をかきあげてキープ力のあるスプレーを吹きかける
- 完成
水スプレーを吹きかけることで適度にくずし、束感をだします。
②【すっきり】オールバック
もみあげの毛束を残してほかのサイドの髪をうしろに流すことで、オールバックも女性らしい色気をプラスできます。
【方法】
- 髪全体にスタイリング剤をもみこむ
- コテで毛先を軽く内巻きにする
- ドライヤーを前から当て、手ぐしでサイドと前髪をうしろにとかす
- 仕上げに冷風を当てる
- 完成
温風のあとに冷風を当てることでブローした前髪をキープする効果が高まるため、仕上げに冷風を当てて冷ましましょう。
アイロンを使った方法2選
アイロンで髪を巻くと、ストレートヘアでもいつもとは違うふわっと女性らしい華やかな雰囲気を簡単に作り出せます。普段とは違う週末のデートやパーティにもおすすめです。
①【エレガント】ゆる巻き
前髪が長い人にぴったりの方法です。ペタっとしがちな前髪もふわっとボリュームが出てエレガントなよそ行きスタイルに変わります。
【方法】
- 前髪をラフに一束とる
- アイロンでゆる巻きにしていく
- 一束巻いたらほぐす
- 2と3を繰り返す
- ジェルを使いかき上げるようになじませる
- 完成
アイロンで巻くときは毛束の量や巻き始めの位置を決めずにランダムにする方が仕上がりが綺麗ですよ。
②【クール】かきあげ
アイロンを使うと、しっかりと形作られたかきあげが短時間で作れます。朝気合を入れたいときにおすすめですよ。
【方法】
- 根元を適度に濡らし、ドライヤーで根元が立ち上がるように乾かす
- 前髪の中心部分の束を持ち上げコテで毛先から中間まで外巻きにカールさせる
- キープ力のあるスプレーを根元に吹きかける
- 完成
根元をしっかりと立ち上げると、韓国風のトレンド感あるかきあげに仕上がります。キープ力のあるスプレーで、長い時間素敵な前髪アップスタイルが楽しめるでしょう。
小物を使った方法2選
これまでさまざまな前髪アップ方法をご紹介しましたが、最後にヘアアクセサリーを活用した方法も紹介します。
①ねじり前髪×バレッタ
前髪をねじってバレッタでとめるだけの簡単セット方法です。バレッタがアクセントになり、シンプルすぎずおしゃれな仕上がりとなります。
【方法】
- 前髪の中央部分だけを上に持ち上げる
- 外向きにねじる
- ねじり終わりにバレッタを横から頭のトップに向かってとめる
- 前髪のサイドを垂らし、バレッタをとめた側にあるサイドの髪はもみあげを少し残して耳にかける
- 完成
バレッタの種類やとめる位置で印象が変わるため、自分好みのセット方法を見つけることも楽しいですよ。
②スカーフ×シニヨン
最後にスカーフを使ったアレンジ方法です。前髪が伸びかけで落ちてきてしまう場合でも、スカーフで固定するこちらのアレンジなら崩れる心配がありません。
くせ毛で湿気が多い日もうねりが気にならず、すっきり爽やかな印象を持たれます。
【方法】
- 髪全体にヘアミルクを馴染ませる
- センターパートにする
- 襟足辺りでひとつ結びにし、後頭部の髪を引き出す
- 三つ編みにしてぐるりと巻きピンで固定しラフなシニヨンをつくる
- スカーフを三角になるように二つ折りにし、細長くなるよう畳む
- スカーフ中心でねじり折り返し、襟足で結ぶ
- 完成
スカーフのデザインや色で雰囲気が大きく変わるため、色々試して好みを見つけてはいかがでしょう。
まとめ
「前髪アップスタイルはおでこが出るから、自信のある人しか似合わない」と思い込んでいる人も多いです。しかし、実は顔を明るく見せたり、夏でも爽やかに見せたりとさまざまなメリットがあるスタイルでもあります。
おでこの形にコンプレックスをもつ人でもおでこの一部を出すスタイルなら取り入れやすく前髪アップのメリットを活かした仕上がりが可能です。
たくさんのアレンジ方法があるため、ぜひ色々試して自分に似合う前髪アップスタイルを活用してくださいね。
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