前髪重めスタイルってどんな前髪?
「私の前髪って重めなのかな」「重めの前髪ってどんな前髪?」自分の前髪が重め前髪なのかそうではないのか判断することは難しいです。まずは重め前髪がどの程度を指すのか見ていきましょう。
重め前髪は、前髪を下ろしたときにおでこが透けて見えないほどの厚さがある前髪を指します。前髪を下ろしてみておでこが透ける場合は、重め前髪ではありません。重め前髪にしたい人、周囲に重め前髪の印象を付けたい人は、おでこが透けて見えるかをポイントにすると良いでしょう。
前髪重めの魅力
前髪ありのヘアスタイルの中でも、重め前髪スタイルを好んで取り入れている女性もいますよね。重め前髪は何が魅力なのでしょうか。ここからは重め前髪のメリットをご紹介します。これから重め前髪にトライしようと考えている人も、ぜひチェックしてみてください。
スタイリングが楽
前髪をおでこが透けないほど厚めに取ることで、まとまりのあるスタイルに仕上がります。シースルーバングのように透け感のある前髪は厚さが薄く軽いため、クセが出たり、風でなびいて簡単にスタイルが崩れがちです。一方重め前髪は、クセが出にくく扱いやすいのがポイント。
「前髪のクセが気になって朝の準備にとき間がかかる」「苦労してセットしてもすぐに前髪が崩れてしまうのをなんとかしたい」そのようなお悩みは重めの前髪が解決してくれるかもしれません。
若見え効果がある
前髪がおでこを隠すスタイルは、下重心になりがちです。人の顔は重心で印象が変わると言われており、顔の長さ1/3の長さとおでこの長さで表します。
- おでこの長さの方が長いと下重心:幼い印象
- おでこの長さの方が短いと上重心:大人っぽい印象
重めの前髪ではおでこが隠れるため、極端に短い前髪でなければ下重心と判断されます。そのため、重めの前髪にすると実年齢より若く見える効果が期待できます。
「重い前髪は幼く見える」とマイナスな言い方をされることもありますが、裏返せば若く見えるということ。老けて見られる人は、重め前髪を取り入れて若見えを目指してみてはいかがでしょう。
小顔に見える
重め前髪はおでこをしっかりと隠すことで、見える顏面積が少なくなります。そのため、顔の大きさをカバーして小顔効果が期待できる万能前髪といえるでしょう。
重め前髪とサイドバングの長さに差を付けずつなげるようにカットし、顔周りに沿うように毛流れを作れば、フェイスラインをナチュラルにカバーでき、より小顔効果が得られますよ。
目鼻立ちを際立たせる
重め前髪を取り入れると目元を縁取る効果があるため、目鼻立ちを強調してくれることも魅力のひとつです。「目が小さめで、薄い印象をカバーしたい」「マスクをしていても印象的な目元を作りたい」という人におすすめ。
メイクで目を大きくするとどうしてもやり過ぎ感がでてしまいますが、重め前髪をうまく使えばナチュラル目力を手に入れられるでしょう。
気になる顔型をカバーできる
重め前髪はうまく使いこなせば、気になる顔型をカバーする効果もあります。
例えば面長なら、長めの重め前髪を活用して顔の長さをカモフラージュ可能です。さらにエラ張りが気になるなら、前髪とサイドバングがつながるようにカットし、フェイスラインに流せば顔周りを自然にカバーできます。おでこを隠すため小顔見せの効果もプラスできますよ。
厚め前髪をうまく活用して、顔型別のコンプレックスをカバーしましょう。
アレンジも豊富
「重め前髪は印象が強いからアレンジがしにくそう」と、取り入れるのをためらう理由になることも。しかし実際にはアレンジがしやすく、さまざまな印象のスタイルを楽しめるスタイルです。
カットしなくてもセットを工夫すれば、イメチェンもできます。
似合う前髪を探しているなら「 似合う前髪はどれ?顔型別似合う前髪のポイントとアレンジ術も 」もチェックしてみてください。
前髪重めレングス別おすすめスタイル
レングスにこだわらず、さまざまな長さの髪型に合わせてスタイリッシュな印象を与える重めの前髪。ここでは、レングス別でおしゃれに取り入れる重め前髪のスタイルをご紹介します。
今の髪型に重め前髪を取り入れようと考えている人や、ベースヘアをカットするのを機に重め前髪にしようと検討している人は、ぜひ参考にしてくださいね。
前髪重め × 【ショート】
「ショートにしたいけどハンサムになり過ぎるのが心配」という人には重めの前髪との組み合わせがぴったり。丸みのあるマッシュラインにすることで女性らしい優しく可愛い印象を与えます。
重めに切って、スタイリング剤で束感を出せば垢抜けた雰囲気に。耳にかけるスタイルが好みなら、耳にかけたときにバランスがよくなるグラデーションカットを施してもらうと形がおしゃれにきまりますよ。
前髪の長さは目にかかるか、ぎりぎりの長さがバランスがよく、目力アップも期待できます。
前髪重め × 【ボブ】
ボブに重め前髪を合わせるならサイドまで幅広く前髪を作るワイドバングが相性ぴったりです。毛先はこめかみにフィットするように流すのが今風。どんな人でもおしゃれで可愛い印象を与える髪型です。
伸ばしかけで雰囲気を変えたいならウルフヘアもおすすめ。ただ軽いだけでなく、重たさもプラスしたスタイルならトレンドを抑えてスタイリッシュです。
前髪重め × 【ミディアム】
重め前髪とベースヘアをカールさせる遊び心のあるスタイルもおしゃれ。スタイリング剤で束感を出せばこなれた印象となります。
ハイレイヤーを表面に入れてウルフ風にすることも素敵です。パーマでクセを付けておけば朝はスタイリング剤を馴染ませるだけで簡単に形がきまるため、面倒なセットのとき短にも役立ちます。
前髪重め × 【ロング】
ロングのストレートはベースの長さがあるため、前髪はぱっつん前髪で絶妙なバランスの良さが実現できます。束感を出して隙間からおでこがちらっと見えるセットで、重すぎない魅力的なスタイルとなります。
べ―スと前髪にカールをプラスすればふんわりやわらかく女性らしさを全面にプラス。
前髪を短くし過ぎずサイドバングにつながるようにカットすることで大人の可愛らしさを引き出します。ロングでも重たさを感じないふわっとした軽やかさが魅力的です。
前髪重めのセット方法
前髪の形がしっかりきまると朝から気分が良くなります。逆にイマイチな仕上がりになると一日中何だか気分が乗らないなんてことも。それだけ前髪のセットは大切なポイントです。
ここでは、重め前髪を綺麗に作る基本のセット方法を解説します。ポイントを抑えて、毎日のセットに役立ててくださいね。
【道具】
- 水スプレー
- ドライヤー
- コーム
- ヘアスプレー
【方法】
- 水を前髪の根元にスプレーする(毛先は濡らさなくてもOK)
- 上からドライヤ―を当ててしっかり水分がなくなるまで乾かす
- 温かいうちにコームで形を整える
- ヘアスプレーを内側からかける
上からドライヤーを当てることで前髪のぱっくり割れを防げます。クセが伸びたからと言って、半乾きの状態で乾かすのをやめるとすぐにうねってしまうため、ドライヤーで乾かすときはしっかりと乾かすのがポイントです。
乾かしたあともクセが残っている場合は、ストレートアイロンを根元から当てるとクセを伸ばせます。ポイントは根元のうねりをしっかりとリセットすることです。
前髪重めに似合うアレンジ術
重め前髪は前にまっすぐ下ろすスタイルが一般的に知られているため「アレンジはできない」「簡単にはできない」と思い込んでいる人もいるでしょう。しかし、重め前髪は簡単にアレンジができるだけでなく、イメチェンも可能です。
プライベートと職場でのスタイルを変えるなど、髪を切らずにさまざまなアレンジが楽しめますよ。
好みの雰囲気に近づけるアレンジを活用して、手軽にイメチェンしてみてはいかがでしょう。
【大人っぽい】流し前髪
前髪をまっすぐ下ろすとおでこが出ないため幼さが残りますが、斜めに流すだけでちらっとおでこが見えて大人っぽい印象にチェンジできます。乾かす際に、流したい方向とは逆向きにドライヤーを当ててから形を整えると綺麗なアーチを描いた斜め前髪が完成します。
ヘアスプレーは上からではなく、内側からかけることで汗や皮脂から守りうねりを防ぐのに効果的です。
【すっきり】耳かけ
前髪に重さが残るため、サイドの髪を耳にかけるとフェイスラインが見えてすっきりとした印象に。ピアスやイヤリングを付ければ耳元を華やかに明るく見せてくれますよ。
サイドにあるすべての髪を耳にかけず、おくれ毛を少し残すとラフでこなれ感が引き立ちます。両耳にかけたり片耳にかけたりと道具不要で誰でも簡単にイメチェンできる便利な方法です。
【個性的なおしゃれ】オン眉
周囲と違う個性を出したいなら眉毛より上の長さになるように内巻きに巻くスタイルがおすすめ。くるっと巻かれた前髪がキュートで、ベースの髪もくせ毛風に巻けば外国人風のナチュラルおしゃれスタイルの完成です。
普段はストレートで、気分を変えたいプライベートでは巻いてオン眉にと、カットしなくてもイメチェンが簡単にできます。
【軽い印象】束感
厚みのある重め前髪は、毛量の多い人だとただ乾かしただけでは重さが際立ちます。オイルやバームを手に伸ばし、指先で少量の毛束をつまんで束感を出すと、束の間からおでこが見えるため軽やかでおしゃれに見えますよ。
前髪の形もキープできるため、朝のスタイリングにぜひ取り入れてくださいね。
まとめ
おでこを隠すほどの厚さがある重め前髪は、今まで取り入れてこなかった人にとって勇気がいるチャレンジかもしれません。
「似合うかわからない」「重たく見えそう」などマイナスの印象をもつ人もいるでしょう。
しかし、実際にはレングス関係なく合わせられ、アレンジによって印象チェンジも可能です。カットしなくてもさまざまなヘアスタイルを楽しめますよ。
重めの前髪は長さやカラーの種類によっても印象が大きく変わるため、スタイリストさんと相談しながら好みの組み合わせを見つけてみてはいかがでしょう。
※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。
※こちらの記事では@nakamura_ryuta様、@garden_momoko様、@ryoto_laundry様のInstagram投稿をご紹介しております。
※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。