前髪セットのポイント
前髪のセットをしてみるものの「すぐに崩れてしまう」「思うようにセットできない」と悩んでいる方は多いはず。
前髪をうまくセットするためには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。前髪セットで大切なポイントは大きく分けて以下の3つです。
- セットする前にうねりやクセを取る
- ヘアアイロンやコテを正しく使う
- スタイリング剤を使い分ける
3つのポイントを、ひとつずつ確認していきましょう。
セットする前にうねりやクセを取る
前髪セットを成功させるためには、セットする前に土台を整えておくことが大切です。例えば、前髪がうねっていたり寝癖がついていると、なかなか思うようにセットできません。
前髪をセットする前に、ぜひ以下の方法で前髪のうねりやクセを取っておきましょう。
【前髪のうねりやクセを取る方法】
■STEP1.前髪を濡らす
霧吹きなどを使って前髪を濡らします。
■STEP2コームで前髪をとかす
前髪を濡らしたら、コームで前髪を上から下に向かってジグザグにとかしてください。
ジグザグに前髪をとかすことで、くっきりと分かれてしまった前髪の分け目をふんわりとぼかすことができます。
■STEP3.ドライヤーを使って前髪のクセをとる
前髪がぱっくりと割れてしまっている場合は、割れている部分と反対方向に前髪を分けとり、ドライヤーをかけていきます。
右側が割れている場合は、前髪を左側に引っ張り根元をこするようにしながら乾かし、左側が割れている場合は、右に引っ張り乾かせば◎
中央で割れている場合は、左右の前髪を真ん中に集めながら乾かすとクセを取ることができます。
■STEP4.下に向かってドライヤーの風を当てる
ドライヤーを上に持ち上げ、上から下に向かって前髪に風を当ててください。こうすることで、前髪がまっすぐ下に落ちセットしやすくなります。
■STEP5.冷風を当てる
温風から冷風に設定を切り替え、STEP5と同じ位置からドライヤーの風を当てます。最後に再度クシで全体を整えたら土台は完成です。
ヘアアイロンやコテを正しく使う
前髪のヘアセットをする際は、ヘアアイロンやコテを正しく使うことも重要です。なんとなく使ってしまうと「おでこを火傷した」「カールが強くなりすぎた」」ということになりかねません。
失敗を避け、髪の毛のダメージを抑えるために、ヘアアイロンの温度は120〜140℃の低温に設定しましょう。こうすることで火傷やカールがきつくなるなどの失敗を防げます。
適量のスタイリング剤をつける
前髪セットをする際は、ワックスやオイル、バームなどのスタイリング剤を使用することが多いですが、スタイリング剤のつけすぎはNGです。
スタイリング剤はたくさんつければキープ力が上がるということはなく、逆に崩れやすくなってしまいます。また、ベタついて見た目の印象も悪くなるため注意しておきましょう。
【前髪のタイプ別】前髪セットの方法
ひと口に「前髪」と言っても、ぱっつん前髪や横分け前髪など、様々な種類があります。
前述した方法で前髪の土台を整えたうえで、前髪のタイプ別のセット方法を参考にスタイリングしてみてください。
ストレートアイロンで「ぱっつん前髪」
まずは、目力アップ効果もある「ぱっつん前髪」のセット方法を紹介します。
【用意するもの】
- ストレートアイロン
- ヘアピン
- 好みのスタイリング剤
【セット方法】
- 前髪を上下に分けピンで留める。
- 下の前髪をストレートアイロンで伸ばしながら、軽く内側にカールさせる。
- 上の髪の毛も下ろしSTEP2.と同様に巻く。
- スタイリング剤をつけ全体を整えたら完成。
高感度の高い「横分け前髪」
横分け前髪は、フェミニンさがアップする髪型です。おでこがほど良く見えるため、清潔感も感じられる高感度の高いスタイル。
前髪が邪魔になりにくいので、伸ばし中の前髪のセットにもおすすめです。
【用意するもの】
- ストレートアイロン
- ヘアピン
- 好みのスタイリング剤
【セット方法】
1.前髪を上下と左右4つのブロックに分けてピンで留める。横分けにした時に髪の毛を多く残したいところと少なくしたいところに分けておく。
2.ストレートアイロンで上の髪の毛を少しずつ分け取り、流したい方向に向かって熱を加える。
3.上の髪の毛も下の髪の毛と同様にストレートアイロンで流していく。
4.スタイリング剤をつけて全体を整えたら完成。
大人っぽい「かきあげ前髪」
ヘルシーで大人っぽい印象のかきあげ前髪。「前髪が長くないとできないのでは?」と思う方も多いかもしれませんが、前髪が短くてもかきあげ前髪は作れます。
ぜひ、以下の方法でセットしてみてください。
【用意するもの】
- ドライヤー
- ヘアピン
- 好みのスタイリング剤
【セット方法】
- 前髪を7:3に分ける。
- 多めに分けた方の前髪にドライヤーを当てて立ち上げる。
- スタイリング剤をつけて全体を整えたら完成。
トレンド感のある「シースルーバング」
おでこが透ける薄く前髪を作るシースルーバングは、透明感を引き出し垢抜けさせてくれるスタイルです。韓国風のスタイルにしたい方も、まずシースルーバングを取り入れてみましょう。
【用意するもの】
- ストレートアイロン
- カーラー
- ヘアピン
- コーム
- ヘアオイル
【セット方法】
- 前髪カーラーを巻きクセ付しておく。
- ヘアオイルを前髪につけて束感を出す。
- ストレートアイロンで、前髪を軽く内巻きにする。
- コームを使って前髪をとかし、全体を整えたら完成。
凛とした印象の「センター分け」
センター分けは、前髪を隠すスタイルよりも大人っぽくキレイな印象を与えるスタイル。おでこを出すスタイルであるため、顔が明るく見えるのもメリットです。
【用意するもの】
- ストレートアイロン
- ヘアピン
- 好みのスタイリング剤
【セット方法】
- 前髪をセンターから分ける。
- アイロンで全体をストレートに整える。
- 毛先を軽く内巻きにし、指でサイドへ流す。
- スタイリング剤をつけて全体を整えたら完成。
色っぽい「うざバング」
うざバングとは、目にかかる長さの前髪のこと。前髪の間からちらっと見える目がとてもセクシーで、こなれ感と色っぽさを感じさせるスタイルです。
長めの前髪を活かせる髪型なので、前髪を伸ばし途中に取り入れるのもおすすめ。いつものヘアセットに飽きたときにも、前髪を切ることなく印象を変えることができます。
【用意するもの】
- コテ
- ウェット感のあるワックス
【セット方法】
- コテを使って前髪を軽く内巻きにする。
- 前髪の中央から毛先にかけてスタイリング剤をつけ、全体を整えたら完成。
今っぽい前髪のポイントは「束感」
トレンド感のあるおしゃれな前髪にしたいとセットしてはみるものの「なかなか上手くいかない」と悩んでいる方もしくなくないでしょう。
今っぽい前髪に仕上げるためのポイントは、ずばり「束感」です。セットをする時に束感を作ると、立体感が出ておしゃれ度がぐんとアップします。
また、前髪に束感を出すと、適度におでこが透けるため、全体が重たくならず軽やかに仕上がる点もメリットです。
束感のある前髪のセット方法
前髪に束感を出したい時は、スタイリング剤をなじませた指で毛束を少量ずつつまみ、スタイリングしていきます。
前髪以外にもスタイリング剤を使った場合は、スタイリング剤を新たに足さずに、指に残ったものを馴染ませましょう。
まとめ
今回は垢抜け前髪を作りたい方に向けて、前髪のヘアセットの方法を紹介しました。前髪は顔の印象を変える重要なポイントです。
ぜひ記事の中で紹介した前髪セットのポイントや、セット方法を参考に垢抜け前髪を作ってみてください。
※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。
※こちらの記事では@kanasakikonomi様、@ways_sukehhair様のInstagram投稿をご紹介しております。
※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。