ヘアスタイルを手軽に変えることのできる前髪ウィッグ。使ってみたいと思うものの、どのように使って良いのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、前髪ウィッグの種類や選び方、前髪ウィッグを違和感なく楽しむ方法について解説します。

前髪ウィッグどんな人におすすめ?

前髪ウィッグどんな人におすすめ?

出典:Instagram

ウィッグと一口に言っても、すっぽりかぶって使うフルウィッグや頭の後ろ半分につけるハーフウィッグなど種類はさまざま。

前髪ウィッグは、その名前の通り前髪につけるタイプのウィッグです。前髪部分の自毛にパチンと留めるだけで簡単に装着できる手軽さも魅力的。

前髪ウィッグがおすすめなのは、次のような人です。

  • 前髪を伸ばし中だが気分転換したい人
  • 髪の毛の癖が強い人

なぜこのような人に前髪ウィッグがおすすめなのか、順番に見ていきましょう。

前髪を伸ばし中だが気分転換したい人

「前髪を伸ばしている最中だけど、前髪ありのスタイルを楽しみたい」という時に前髪ウィッグを使えば、瞬時に前髪を作ることができます。

また、セルフカットして「前髪を切りすぎてしまった」という時にも、前髪ウィッグは便利です。使用するだけですぐに悩みを解消できますよ。

髪の毛の癖が強い人

前髪の癖やうねりが強いと、毎朝のスタイリングもひと苦労。そういった時に前髪ウィッグを使えば、癖やうねりを気にせずスタイリングできます。

特に髪の毛がまとまりにくい梅雨の時期に、前髪ウィッグは重宝するはず。

前髪ウィッグ素材の種類

前髪ウィッグ素材の種類

出典:Instagram

前髪ウィッグと一口にいっても種類はさまざま。前髪ウィッグで使われている素材の種類は、大きく分けて以下の3つです。

  • 人工毛(ファイバー)
  • 人毛
  • 人毛ミックス

それぞれ特徴がありますので、詳しく解説していきます。

人工毛(ファイバー)

ファッション用のウィッグの多くが、人工毛(ファイバー)でできています。人工毛は人毛と比べると、独特なテカリがありウィッグをつけているとバレやすいのが欠点です。

ただし、人工毛は色あせが起こりにくく、ヘアセットがしやすいというメリットがあります。

人毛

人毛で作られたウィッグは、本物の髪の毛だからこそとても自然です。ウィッグをつけているとバレたくない、より自然に見せたいという人におすすめ。

ただし、人毛のウィッグはうねりが出やすいため、ブローをするなど手間はかかってしまいます。

手間はかかっても良いから、とにかく自然に見えるウィッグを使いたい時は人毛ウィッグを活用してみましょう。

人毛ミックス

人毛ミックスとは、人毛と人工毛をミックスして作られたウィッグのこと。

人毛と人工毛の割合は、メーカーによって異なりますが、人毛の割合が多いとより自然に、人工毛の割合が多いと少々人工的に見えやすい傾向があります。

ただ、人毛はうねりや癖が出やすいため、人毛の割合が多いと人工毛の割合が多いものと比べると、少々スタイリングが崩れやすいデメリットも。

それぞれメリット・デメリットがありますので、自分の希望や目的に合ったものを選びましょう。

前髪ウィッグの選び方

前髪ウィッグの選び方

出典:Instagram

自分にぴったりな前髪ウィッグを見つけるには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。

  • 素材の種類をチェックする
  • 自分の髪色に合うものを選ぶ
  • 希望するスタイルに合わせて選ぶ
  • 装着方法もしっかり確認する

ぜひ、上記のポイントを踏まえたうえで自分に合った前髪ウィッグを見つけましょう。

素材の種類をチェックする

前述したとおり前髪ウィッグには、人工毛(ファイバー)、人毛、人毛ミックスと大きく分けて3つの種類があります。

それぞれの特徴を表にまとめると以下の通り。

人工毛(ファイバー)人毛人毛ミックス
メリット・値段が安い
・セットしやすい
・カラーバリエーションが豊富
・自然な仕上がり
・ドライヤーやコテでセットできる
・カラーリング可能
割合によって異なる
デメリット・不自然に見えやすい
・熱に弱い
・静電気が起きやすい
・ごわつきやすい
・カラーリングできない
・こまめなメンテナンスが必要
・値段が高め
・重たい
・色あせしやすい
割合によって異なる

ぜひ、自分の希望と照らし合わせてぴったりなものをチョイスしましょう。

自分の髪色に合うものを選ぶ

たとえ自然に見えやすい人毛ウィッグを使ったとしても、自分の髪の色と合っていなければ不自然に見えてしまいます。

失敗を避けたい場合は、なるべく実店舗で試着してから購入しましょう。もし、ネットで購入する場合は、明るさだけでなくブラウン系、イエロー系、アッシュ系など、自分の髪色のタイプと合ったものを選ぶとなじみやすくなります。

希望するスタイルに合わせて選ぶ

前髪ウィッグとひと口に言っても、ワンレングス、ぱっつん、斜めバング、サイドありなど種類はさまざま。

前髪のスタイルによって雰囲気はガラッと変わります。ぜひ、自分のなりたいイメージに合わせてぴったりなものを選んでみてください。

装着方法もしっかり確認

前髪ウィッグの装着方法は、大きく分けて前髪の生え際にしっかり固定できる「クリップタイプ」とアクセサリー感覚で使える「カチューシャタイプ」の2種類です。

カチューシャタイプはアクセサリー感覚で装着できる手軽さが魅力。一方のクリップタイプは、主流の装着タイプで、しっかり固定できるところがメリットです。

カチューシャタイプは、手軽に装着できるので初心者でも簡単に使えますが、ずれやすいのが欠点。長時間前髪ウィッグを装着したい場合は、クリップタイプがおすすめです。

前髪ウィッグの違和感をなくすコツ

前髪ウィッグの違和感をなくすコツ

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前髪ウィッグの基本的な装着方法は、以下の通りです。

  1. ウィッグの形を整える
  2. 自毛の前髪を中央から分けてクリップやピンで留める
  3. 前髪ウィッグを装着する
  4. 顔まわりの髪の毛を少しかぶせ、ウィッグと自毛を一緒にコームでとかす

商品によって装着方法は異なりますので、必ず取り扱い説明書を確認のうえ装着しましょう。

もし、まだ「違和感がある」「もっと違和感なく装着したい」という時は、以下の方法を試してみると前髪ウィッグをつけているとバレにくくなります。

  • 帽子やターバンと合わせる
  • フェイスパウダーでツヤを消す
  • ヘアアイロンを使用する

帽子やターバンと合わせる

前髪ウィッグは、自毛との境目が不自然になりやすいため、気になる時は帽子やターバンと合わせると、簡単に境目を隠すことができ違和感のない自然な仕上がりになります。

また、帽子やターバンをつけることで、前髪ウィッグが外れるのを防ぐことも可能です。

フェイスパウダーでツヤを消す

人工毛の前髪ウィッグの場合、不自然なツヤが気になることも少なくありません。

ウィッグの艶が気になる場合は、フェイスパウダーを少量はたくとギラギラ感が緩和され、自毛になじみやすくなります。

ただし、どのようなフェイスパウダーでも良いというわけではありません。前髪ウィッグのツヤを消したい場合は、マット系の透明タイプのフェイスパウダーを選ぶようにしましょう。

また、フェイスパウダーの代わりに制汗剤やベビーパウダーを使ってもOKです。

ヘアアイロンを使用する

ヘアアイロンで髪の毛を伸ばすと、髪の毛にツヤを出すことができます。前髪ウィッグを装着したら、自毛と一緒にヘアアイロンでプレスすると、違和感なくなじみます。

ただし、この方法を使えるのは耐熱性のある人毛もしくは耐熱ファイバーのものだけ。耐熱性のない人工毛には、ヘアアイロンを使わないようにしましょう。

まとめ

今回は前髪ウィッグの種類や選び方、前髪ウィッグを違和感なく楽しむ方法について解説しました。

前髪ウィッグは、装着するだけで簡単にイメージを変えられるアイテム。「前髪を伸ばしているけど気分転換したい」「切りすぎた前髪を早く伸ばしたい」という時にあると便利です。

さまざまな素材やカラー、スタイルのものがありますので、自分の希望に合ったものを選んでおしゃれを楽しんでみてくださいね。

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