誰でも一度は宛先を間違って送ってしまう「LINEの誤爆」をしてしまったことがあるのではないでしょうか?内容によっては、気付いた時には真っ青になることも……。そんな恐ろしい誤爆ですが、実はまれに良いことが起こる場合もあるようです。今回は誤爆をキッカケに人生が好転したという話を、筆者の知人のAさんに聞きました。
出典:fashion trend news

やめられない不倫に悩んでいた時…

Aさんは2人の子を持つ主婦。けれど数年前、些細なことから元カレと連絡を取り合うようになり、やがて身体の関係も持ってしまいます。ダメだとは思いつつも家族を裏切ってズルズルと不倫を続けていたそうです。

ある日、元カレに「今週末は子どもたちと旦那が義実家に行くから会えるよ。そっちの家に行ってもいい?」とLINEしたのですが、間違えて直前までLINEしていたママ友に誤爆!

「しまった!」と思った瞬間には既読がついてしまっていました……。しかし、必死で弁解しようとしていたAさんに、そのママ友から届いたLINEは「明日会わない?」という意外なものでした。

ママ友はまさかの人物で?!

「きっと根掘り葉掘り聞かれて噂にされるか、説教されるか、どちらかだろうな……」と暗い気分でママ友に指定されたカフェに向かうと、そこには予想外ににこやかな表情のママ友が。

訝しく思って身構えるAさんに、ママ友は優しく語りかけ、不倫の詳細を聞いてくれたそうです。好奇心や非難はまったく感じられず、どこか一線を置いたような冷静な聞き方でした。

実は、そのママ友は臨床心理士。しかも出産前は依存症の患者を中心に相談に乗っていたそう。Aさんの普段の様子や誤爆LINEの内容から、不倫相手に依存してしまっているのでは?と予想して、話を聞くために呼び出してくれたのでした。

自分の弱さと向き合うキッカケに

実際、元カレはメンヘラ製造機のような男性で、付き合っていた頃からAさんは彼に激しく依存してしまっていたそうです。今も、夫婦関係や子育てのことでストレスが溜まると、いけないと思いつつも元カレに連絡して関係を持ってしまうという状況でした。本人に自覚はなくても、依存症のような状態になってしまっていたんですね。

その後、ママ友の紹介でAさんは適切なメンタルクリニックに通うことができ、徐々に元カレに対する依存も薄れていったそうです。半年後には不倫もきっぱりやめて、今では家族との幸せな生活を取り戻しています。

誤爆も悪いことばかりじゃないかも

1歩間違えば家庭が崩壊していたかもしれない状況が、誤爆によって救われたレアなケースですね……!こんなことは滅多にないかもしれませんが、誤爆も悪いことばかりじゃないのかも……?

とはいえ、相手によっては大変なことになっていた可能性もあります。くれぐれも気をつけたいですね。

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの