難しい漢字ではないのに、訓読みにすると読めない漢字ってありますよね。今回ご紹介する漢字は「萌す」です。一文字で「もえ」と読んだり、人の名前に使われていたりと馴染み深い「萌」。「萌す」と書くと何と読むかご存じですか?
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正解は?

正解は、「きざす」です。
「きざす」は「兆す」とも書き、植物が芽をだすことや、何かが起ころうとする気配があることをあらわす言葉です。
「萌」には様々な読み方があり、「萌む」は「めぐむ」、「萌やす」は「もやす」と読みます。「萌む」は「芽ぐむ」と書くことのほうが多いかもしれません。「萌やす」には植物が芽をだすように整えることのほか、モヤシを作る、という意味があります。お財布に優しい食材・モヤシは漢字では「萌やし」「萌」と書き、この「萌やす」という言葉が由来なのだそう。
また、「萌」によく似た漢字に「萠」があります。「萠」は「萌」の許容字体であり、主に人名で使用されています。

今日の漢字:萌す
読み:きざす
意味:植物が芽をだすこと、何かが起ころうとする気配があること
類語:芽生える など

writer : umeko0512