アイスクリーム、プリン、ババロアなどなど、洋菓子がお好きな方ならよく見かけるものです。香りが好きな方も多く、化粧品やアロマテラピーでも使われていますよ。さあ、何でしょう。
お菓子の中の甘い香りのもと
「華尼拉」は「バニラ」と読みます。アイスクリームのフレーバーでもおなじみですね。お菓子好きの方なら、口に入れたときの甘い香りを思うとお腹が空いてしまうのでは。
花の香り?
バニラのあの香りは何なのでしょうか。クリームの中にある、黒いツブツブが香りのもとなのです。
実はバニラの花には香りがありません。果実を乾燥させ、その後さらに発酵させてから初めて出てくる匂いなのです。その果実の中から取り出した種が「バニラビーンズ」と呼ばれ、香料として使われています。
「バニラ」の語源はスペイン語で”バイナ”。「小さいさや」という意味です。果実がいんげん豆のようなさや状の形をしているところから来ているようですよ。
エッセンスやオイルは別物?
自宅でお菓子を作る時には、仕上げの香り付けにバニラオイルやバニラエッセンスを使う方もいるでしょう。バニラの香りの成分を取り出して、油脂に溶かし込んだものがバニラオイル、アルコールや水に溶かしたのがバニラエッセンスです。
バニラビーンズは自宅で購入するには高いんですよね。ほんの1~2滴程度で香り付けができるオイルやエッセンスは、ホームメイドのお菓子にはありがたい存在です。
writer:海辺のつばくろ