合わない義母がいると本当に苦労しますよね。筆者も結婚当初は義母の様々な言動に悩まされたものです……。というわけで今回は、嫁姑関係に悩む人たちにとって共感間違いナシの【迷惑すぎる義母】の目撃談をお届けします!

なんのための里帰り?

最初は筆者が職場の先輩から聞いた話です。

「結婚して義実家の近くに引っ越したけれど、出産のときは実家に帰ることにしていました。大体1ヵ月くらいかな?でも体調にもよるよね、と夫とは話し合っていたのですが、出産間近になって義母からまさかの提案が!

『産後すぐは大変だろうから一旦里帰りして、2週間くらいでこちらに戻ってきて1週間くらい我が家に滞在して、そのあとまた実家に戻ったら?』と言うのです。
理由を聞くと、『息子が赤ちゃんをお風呂に入れたりするところを見たい』『1ヶ月も離れ離れだと父親の自覚がわかない』と、私と赤ちゃんと体調はそっちのけで自分の息子のことばかり。

さすがに夫も呆れて『そんな無駄な往復できないし、いつ戻ってくるかは夫婦で決めるから!』とキッパリ言ってくれたので助かりました」

出産にまつわる義母のトンデモ話は多いですが、これはなかなかの提案ですね…。産後の母親の身体はボロボロで、2週間で遠方の義実家に行くなんてもってのほかです。大昔すぎて自分が出産したときのことを忘れちゃったんでしょうか?

それくらい知ってますからー!

次は筆者の大学の後輩から聞いた話です。

結婚して初めて実家を出た後輩のA子。とはいえ、共働き家庭で育ったため一通りの家事はできますし、あまり不安はなかったそうです。

ある日、近くに住む義母が貰いものの里芋をお裾分けにやってきました。お礼を言って受け取ると、そこから義母の里芋調理レクチャーが……。「里芋は水に濡れるとヌルヌルして危ないから、泥を落としたら布巾で拭いて、それから皮を剥いて……」と初歩的なことを熱心に教えてくれます。

実はA子、家事の中でも料理は大得意で腕前はプロ級。里芋の調理なんてもちろん楽勝なんです。そうとも知らずに何から何まで教えてくれる義母、良い人なのかもしれませんが、ちょっと恥ずかしいですよね。

あなたにだけは言われたくない

最後は我が家の義母の話です。
筆者は結婚を機に他県から夫の実家がある土地に引っ越したので、子どもが生まれてもママ友ゼロからのスタートでした。

でも支援センターや子育て教室に通ううちに親しいママ友も増え、お互いの家を行き来するほどのママ友も何人かでき、義母にもそのことを世間話のついでに報告していました。

そんな時、親戚の集まりがあって夫と義母とともに筆者も参加することに。そこで義母は親戚に向かって、「この子、あんまり人付き合いが上手じゃないと思ってたのに、一丁前にママ友も作ってるらしいわぁ~」と笑いながら言ったのです。

義母はなぜか結婚当初から、私が大人しくて友達が少ない人間だと思い込んでいて(義母の前で猫を被っていたせいかもしれません)、ママ友を作っていたことに驚いたんだとか。

それにしても言い方~!なんでそんな上からなの?いちいち目くじらを立てることでもないのかもしれませんが、上から目線の言い方にその時はイラッとしてしまいました。義母は人付き合いが下手で友達も少ないので、そんな人に言われたくないという気持ちもありました。

実の母になら言われても気にならないことが、義母だと引っかかっちゃったりするんですよね……。

他人ゆえにお互い思いやりを持って付き合っていかないといけないことは分かっていても、口うるさく文句を言われたり、お節介をされるとこちらもついつい嫌気がさしてしまいます。

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの