「疲れるなぁ」と思うことって、体力的なことよりも気力的なことのほうが多いのではないでしょうか。気力的な疲労を感じやすい人は、もしかしたら気にしなくていいことも気にしている可能性があります。

【気にしなくていいこと①】職場の仲間全員に好かれる必要はありません

仕事を気持ちよく行う上で「みんなから好感を持たれるようにしなければいけない」と思っていませんか。もしそう思ってしまっている場合は、ちょっと目線がずれてしまっている可能性があります。

仕事をする上で重要なのは、みんなで設定した目標を達成すること、ゴールすることです。

時には言い合いになるかもしれませんが、お互いを高めあえるチャンスともいえます。もしもあなたが「仕事仲間に嫌われているかも」と思っているようでしたらそれはあなた自身がその相手に抱いている感情かもしれません。

尊敬や感謝の念を持って改めて見直してみると、がらりと変わることもありますよ。

【気にしなくていいこと②】メールやLINEの返信がなくても平気です

仕事だけでなくプライベートでも相手の返信が遅かったり、なかったりすると不安になってしまうことがあります。

「なんか悪いこと言っちゃったかな」「怒らせたかな」と自分を責めないでください。

どちらかというと「パソコン(スマホ)の前でうんうんってうなずいて済ませちゃう人っているよね」とか「困ったことがあれば連絡来るでしょ」という考え方に変換すると気が楽になります。どうしても気になったら、また連絡しちゃえばいいのです。

【気にしなくていいこと③】相手の言葉を真に受けすぎないことです

なにげない会話の中で「冷たい人だよね」「そんな言い方しなくてもいいじゃない」などと言われて傷ついたことはありませんか。

「どうしてそんなことを言うんだろう」と考えてくよくよしているのに、発した相手はなんとも思っていないことが多々あります。もしかしたら会話の流れから冗談っぽく言っている可能性もありますし、感情的になって発してしまっている可能性だってあります。

「あれってどういう意味なんだろう」と考えすぎず、どうしても気になるようなら「あのときの言葉が気になっているんだけど、どういう意味かな」とストレートに相手に聞いてみましょう。たいていの場合は、言った本人は忘れている可能性がありますが、もし言葉に責任を持って発している場合ならあなたにとって変わるチャンスをくれているとも捉えることができます。

気負わないで大丈夫

「気にしなくていいこと」の3つの例を挙げてみましたが、思い当たる節はありましたでしょうか。

人は、後悔したり、気にすることを自ら見つける習性があるので「なんでもかんでも気にしない」というのは無理があるかもしれません。が、無駄に気にする必要はないのです。

もしも相手の言葉で気になることがあれば本音を確かめること、また「優柔不断って思われていないか」などと思い込んでしまう癖があるようならば、そうネガティブに考えずに「いろんな可能性を見いだせる自分」とポジティブ変換できるように練習してみましょう。
人生がもっと楽しくなっていきますよ。

ftnコラムニスト:イチジクねえさん