あらすじ
余命わずかと宣告されたご主人さまは、自分と同じ姿をした悪魔と取引をした。「この世界からモノを一つ消す。そのかわりに、キミの命を一日ぶんだけ延ばす」と。電話、映画、時計…。モノが消えていくたびに、ご主人さまと結びついていた人の記憶までが失われていくようだ。そして悪魔は、世界から猫を消すと提案する。ボクのことなんて消してしまっていいんだよ、ご主人さま…。最後に、飼い主が選択した決断とは!?百万部突破!感涙のベストセラー原作の映画『世界から猫が消えたなら』を、主人公の飼い猫であるキャベツの視点で描いた、感動の物語。
※amazon.co.jp商品購入ページより引用
こんな人におすすめ
この『世界からボクが消えたなら』を読み終えた僕が、是非ともこの小説を手に取ってほしい人の特徴を以下に簡単にまとめてみました!
・『世界から猫が消えたなら』を知ってる
・感動で涙を流したい
・猫が好き
これらに一つでも当てはまっているという方はぜひ手に取ってみてください! 間違いなく心に響くはずですよ。
著者さんはどんな人?
小説を読むにおいて、やっぱりその作品の生みの親である著者がどんな人なのかって気になりますよね!そこで、今回は簡単に著者の涌井 学さんについてまとめてみました!
・1976年生まれ
・『ドラえもんのび太の宝島』小説の著者
・小学館にて数々の著作あり
こんな感じの経歴をお持ちの著者さんのようですね!これを知ったらより一層小説の面白みがますのではないでしょうか。
感想&レビュー(ネタバレなし)
感涙の大ベストセラー小説で、俳優の佐藤健さん主演で実写映画化も公開された作品 『世界から猫が消えたなら』のもう一つの物語。
この小説は、主人公が飼っていた猫「キャベツ」の視点で描かれています。
本編では、余命間近の主人公が悪魔と「この世界からモノを一つ消す。そのかわりに、キミの命を一日ぶんだけ延ばす」という契約をします。
次々と消えていくこの世界にあったはずのモノは消えた後には主人公以外誰も覚えていないんです。
生きるために代償に失ったモノがいかに大切だったかは無くなった後に初めて気付きます。
生きる意味を改めて再確認できる感動小説でした。
主人公の最後まで寄り添った猫「キャベツ」の目線で描かれているのがこの小説の見所です。
個人的には、本編の方が、細かい表現が伝わり易かった印象でした。
ですが、本編を読んだ後だからこそ、より楽しめたのも間違いありません。
ですので、本編を読んでない方は本編から、読んだ方はぜひ、この小説を手に取ってみてください。
きっと最後には、感動の涙が溢れてくると思います。