なんとなく感じる「そろそろ彼からプロポーズされるんじゃないか」という空気。その瞬間をワクワクしながら待つ女子ばかりではなく、重荷に感じる女子も少なくありません。後者の感覚を持つ女子に多いのは、仕事一筋で頑張ってきたいわゆるバリキャリ派です。
彼のことは大好き、結婚するなら彼しか考えられない。でも、でもなぜか「YES」の言葉を発するのにためらってしまう・・・その原因はなんなのかを考えつつ、解決策も模索してみましょう。

「自分時間」が失われることへの不安

バリキャリ女子は責任感がとても強く、「このプロジェクトをまっとうするまではプライベートは二の次」「この仕事が片付くまでは帰れない」と自分の中でゴールを決めて行動する傾向があります。

彼と会っていても脳裏から仕事のことが離れず、心ここにあらずなんてこともしばしば。バリキャリ女子にとって、自分の中で決めたスケジュールは絶対。だから「結婚」という時間の使い方が未知なものに対しては恐怖でしかないのです。

今組んでいるスケジュールはぎゅうぎゅうの詰め込み型になっていませんか?
あなたに言葉を贈るなら「明日できることは今日やらない」の精神を持つことです。時間は待ってくれないけれど、作ることはできます。

自分に対してゆるみを与えてあげることで、結婚に対しても構えすぎずに考えられるようになってきますよ。

スイッチをオフにすることができないことへの不安

バリキャリ女子は何事も一生懸命がゆえに、やや完璧主義になってしまっているところもあります。

ハムスターがずっと回し車の中を走り続ける、みたいな。その走り続ける姿が評価されているところはもちろんありますが、それが故にかっこいい自分しか見せられなくなっているかもしれません。

あなたを愛する彼はきっとかっこいいだけのあなたをゆるめてあげたい、守ってあげたいと思っているはず。表面的なものではなくて内面も含めてあなたのことが大好きなのですから。

家のことはもしかしたらできないことがたくさんあるかもしれません。でもそれでいいのです。結婚は一人じゃなくて二人で築いていくものなのですから。

中心メンバーから外されることへの不安

第一線で活躍する喜びを味わったことがあると、そのステージから降りるのが怖くなるのは当然のことです。

バリキャリ女子が結婚を踏みとどまってしまう最大の原因は、結婚をして新しい家族ができたら仕事では中心メンバーから外されてしまうのではないかという疎外感への恐怖です。

結婚をするということは、また新しいなにかが始まるともいえるので、今までとなにも変わりませんよという約束はできません。が、結婚を機に自分の役割を変えて、中心メンバーからなくてはならない名脇役に変わることはできます。

仕事でも結婚生活でもなくてはならない存在になれるのってちょっと素敵じゃないですか?

義理の家族とうまくやっていけるかの不安

バリキャリ女子は良くも悪くも八方美人な面も備えていて“誰にも嫌われたくない”という一面を持っています。

嫌われたくないからこそ努力するのだし、お仕事も次から次へと獲得できると言っても過言ではないでしょう。その嫌われたくないという気持ちは身内にもいえることで、こと彼の家族の前では「できるお嫁さん」でいたいが故に気を張りすぎてストレスを抱えてしまっているかもしれません。

確かに結婚はふたりだけのものではないけれど、だからこそ彼だけではなく、身内になる人たちには最初からゆるキャラのあなたで向かっていくのが結婚への不安を解消する秘訣かもしれません。「かわいくて素敵な子ね」といわれるよりも「天然で面白い子ね」といわれることがとりあえずのゴール設定です。

まとめ

バリキャリ女子は、仕事はばりばりこなすけれど、プライベートは不器用さんが多いのです。

だからこそ支えてくれる彼がいて、これからもずっとサポートしたいと思ってくれているはずです。「結婚」と構えすぎないで、来たところ、出たところ勝負で一歩を踏み出してみませんか。
新しい景色を楽しむことができますよ。

ftnコラムニスト:イチジクねえさん