ワコールのハイファッションブランド
「STUDIO FIVE(スタディオファイブ)」
“感情”を吹き込まれたマネキンが突然踊り出す・・・仰天のパフォーマンス
いつもの風景がいきなり非日常に変わる・・・・。東京・表参道の裏手にあるカフェ・the AIRSTREAM GARDEN(エアストリームガーデン)での出来事。
実はコレ、今話題のブランド「STUDIO FIVE(スタディオファイブ)」が仕掛けたもの。あのワコールから生まれた新進のハイファッションブランド。そんな注目の存在が手掛ける最新コレクション発表とは--
買い物途中のお客でにぎわうカフェ。ランチを口に運び、おしゃべりを楽しんでいる人たち。午後1時過ぎ、音楽とともに店内には2体のマネキンが搬入されてくる。
「ここ、アパレルショップだっけ?」。困惑するお客をよそに設置される美しい女型の人形たち。すると、デジタライズな音楽に合わせて突然ダンスを始める。街ゆく人たちは、それを見て仰天。「何事か!?」と、徐々に人だかりが作られていき・・・ケータイをかかげて動画を撮影する人、「あれ、マネキンじゃないの!?」と、となりの友人に確認する人。気がつけば、40人以上が足を止め“人形“が踊る様子を眺めていた。
3曲を踊り終えたマネキンたちが再び動きを止めると、観客からは大きな拍手が。その後、彼女たちは手にしたカードを観客に配り歩く。そこには「STUDIO FIVE」の文字が。実はこの企画、ワコールが展開するハイファッション・インティメイトブランド「STUDIO FIVE(スタディオファイブ)」が仕掛けた、ブランドの最新コレクションの発売に合わせたパフォーマンス。
テクニカルなダンスを披露した彼女たちの正体は、2人組音楽ユニット「FEMM」。意思を持ったマネキンRiRi(リリ)とLuLa(ルラ)によるダンス&ラップ・デュオで、国内外のメディアやインフルエンサーたちから高い注目を集めているファッションアイコン。またこの日、彼女たちの衣装プロデュースを務めたのは、世界的に注目を集めるスタイリストのミーシャ・ジャネット。FEMMのそばで衣装直しなど、本人も繊細なレースを使った「STUDIO FIVE」のキャミソールをコーディネートした華やかな装いで黒服として徹する姿が印象的だった。
本来は下着である「STUDIO FIVE」の新作を用いて、感情的且つスタイリッシュに仕上がったこの日の衣装にも会場にいる人は魅了されていた様子。最後に配られたブランドのカードに人が群がった。
「STUDIO FIVE」のブランドコンセプトは、「BE EMOTIONAL(感情的であれ)」。人の持つ豊かな感情をプロダクトに吹き込み感情が吹き込まれ、やがて無機物(マネキン)が踊り出す・・・・。ブランドを体現したかのようなこの日のパフォーマンス。
ブランドを象徴するかのような一幕になった。「STUDIO FIVE(スタディオファイブ)」の新作は、ランジェリーに使われるワコールのテクニックを盛り込んだウェアで、美しいレース・刺しゅうで彩られるキャミソールやワンピースが魅力的。アウターのインでもちょっと存在感が増し、1枚で着れば、エレガントな女子力UP間違いなし。これからの季節にピッタリなコレクションになっている。