SNSのハッシュタグで、見かけるY2Kの単語。「Y2Kって一体どういう意味なの?」と、疑問に思う人は多くいるのではないでしょうか。今回は、Y2Kの基本ポイントや、2000年代ファッションを代表するアイテムを紹介します。

Y2Kとは

Y2Kとは

出典:instagram.com

Y2Kは今や、ファッション雑誌やSNSで多く見かける単語。ファッションブームは繰り返されるという一説のとおり、Y2Kは2000年代のリバイバルによって生まれました。

ここでは、Y2Kの基本について紹介します。

Y2Kとは

Y2Kとは、2000年代にトレンドとなったファッションの総称です。Y2Kは略語で、Yは年を表す「Year」、Kはkmやkgの数量を表す1000の意味があります。つまり、Y2Kは「Year2000」という意味をもつ単語です。

しかし、実はY2Kは、ファッション用語ではありません。元々はY2K問題(2000年問題)と呼ばれるように、コンピュータの誤作動を表す言葉でした。

2000年代のファッションブームが復活するなかで、Y2Kはリバイバルを表す言葉として広まっています。「Year2000」の言葉どおり、2000年代を代表するミニ丈ファッションや、厚底ブーツが再び話題です。

現代らしさをプラス

Y2Kは、2000年代リバイバルを表す言葉ですが、現代らしさをプラスしている点が特徴です。1つ目は2000年代の流行をベースに、韓国・中国のトレンドをMIXしていること。20年前は日本のギャルがトレンドの最先端でした。しかし、Y2Kでは、世界中で流行しているK-POPやアイドルのファッションを取り入れています。

2つ目は、2000年代と比較して、今やジェンダーレス活動が世界中で広まっていること。20年前といえば、色っぽさを前面に押し出したファッションがトレンドでした。しかし、Y2Kでは、ジェンダーレスを参考に、ヘルシーさを感じさせる肌見せスタイルを演出しています。

このように2000年代を象徴するトレンドを活かしつつ、現代版に新しく塗り替えたファッションがY2Kです。

Y2Kファッションのポイント

Y2Kファッションのポイント

出典:instagram.com

Y2Kは、2000年代ファッションのリバイバル。2000年代に流行したアイテムを取り入れつつ、今っぽく見せるスタイルがポイントです。

ここでは、Y2Kファッションのポイントを紹介します。 

ビビッドカラーを取り入れる

Y2Kは、ビビッドカラーを取り入れることが大切です。2000年代カラーといえば、ピンクを始め、明るい色や柄物が話題でした。Y2Kも同様に、ポジティブな明るい色を取り入れると、2000年代っぽい雰囲気を演出できます。

とはいえ、いきなりビビッドカラーに挑戦する勇気が出ない人もいるでしょう。バッグやアクセサリーの小物なら、コーデの雰囲気は大きく変わらないため、気軽に挑戦できます。ピンクやオレンジ、イエローカラーを選ぶと、コーデの差し色として活用できるでしょう。他にもコーデの雰囲気に合わせて、ネオンカラーや、パステルカラーを取り入れるのがポイントです。

レイヤードで今っぽく

2000年代のトップスは、ミニ丈が空前の大ブーム。お腹をチラ見せするファッションが主流でした。しかし、なかには肌見せを控えたい人もいるのではないでしょうか。

肌見せをカバーするなら、レイヤードがおすすめです。Y2Kファッションの主流であるミニ丈を取り入れつつ、気になるお腹まわりをカバーできます。レイヤードは、人気のトレンドであるため、今っぽい雰囲気にまとまる点も魅力です。人気のシアー素材や、ビビッドカラーのトップスを選ぶと、より2000年代ファッションに近づけます。

細見えならハイウエスト

細見えを狙うなら、ハイウエストを取り入れるのがおすすめです。ウエストの位置が高く見えるため、重心が上にあがり、スタイルアップできます。

よりY2Kっぽく見せるなら、ハイウエストのバギーパンツや、ワイドパンツを選ぶのがポイントです。スキニーシルエットはなるべく避けて、裾に向かって広がるフレアデザインを選ぶと、Y2Kのカジュアル感が作りやすくなります。

Y2Kの代表ファッション

Y2Kの代表ファッション

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Y2Kは、2000年代のファッションに大きく影響を受けています。Y2Kを取り入れるなら、2000年代の流行アイテムを知ることが大切です。

ここでは、2000年代の流行も含め、Y2Kの代表ファッションアイテムを紹介します。 

クロップド丈トップス

Y2Kのなかでも、欠かせない流行アイテムのクロップド丈。クロップド丈とは、丈を短くカットしたデザインのことです。丈感が短いため、全身の重心が上にあがる効果が期待できます。またウエストの位置が高く見えるため、脚がスラリと長く見える点が魅力です。

クロップド丈トップスは、シンプルなTシャツやニットを選ぶのがおすすめ。トップスはコンパクトな印象にまとめて、上半身をスッキリ見せましょう。またアウターもクロップド丈を合わせると、より2000年代っぽい雰囲気に仕上がります。  

ローライズパンツ

2000年代のボトムスといえば、ローライズパンツが大人気。ローライズとは、ウエストからファスナーまでの長さが短いパンツのことです。腰あたりで履くタイプのパンツで、程よいカジュアル感を出せます。股上が浅く作られているため、ウエストまわりがスッキリして見える点が魅力です。

ローライズパンツは、ゆったり着れるデザインを選ぶのがポイント。太いデニムタイプを選ぶと、大人の余裕あふれるスタイルにまとまります。

またローライズは、全身の重心が下に見えるため、上半身をコンパクトな印象にまとめましょう。トップスはクロップド丈を選び、程よく肌見せすると、メリハリのあるシルエットを作れます。

ミニスカート

2000年代は、クロップド丈トップスと同様に、ボトムスもミニ丈が大流行。近年のロングスカートブームと異なり、大胆に太ももが見えるミニスカートがトレンドとなりました。

ミニスカートを取り入れるなら、ハイウエストがおすすめです。ハイウエストで重心を上にあげて、全身をスタイルアップさせましょう。

デザインは、プリーツスカートや、チェック柄スカートを選ぶのがポイント。2000年代に流行したデザインをそのまま取り入れて、Y2Kテイストに仕上げましょう。

厚底ブーツ

2000年代は、多くのギャルが厚底ブーツを愛用していました。ヒールが高いため、簡単にスタイルアップできる厚底ブーツ。全身のスタイルを綺麗に見せたい人や、脚長効果を狙いたい人におすすめのアイテムです。ブラックカラーのブーツを選ぶと、さらに引き締め効果が期待できます。

厚底ブーツコーデは、ミニスカートとの相性がバツグン。キュートな印象のミニスカートに、レースアップの厚底ブーツを合わせて、甘辛コーデに仕上げましょう。

大人っぽく見せるなら、デニムと合わせるのがおすすめです。シンプルな厚底ブーツを取り入れて、大人カジュアルな雰囲気にまとめましょう。下半身がスッキリして見えるため、スタイルアップもできます。  

まとめ

今回は、Y2Kの基本ポイントや、2000年代ファッションを代表するアイテムを紹介しました。

Y2Kファッションに挑戦するなら、まずは2000年代の流行アイテムを知ることが大切です。ミニ丈アイテムや厚底ブーツを取り入れつつ、ヘルシーな肌見せで、トレンドファッションを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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