均整をとるのではなくその人らしさを活かせるブランドに
均整を意味するラテン語“Bilancia(ビランチャ)”が由来となり、その逆の意を表す“un(アン)”を添えたブランド名が【unbilanc(アンビラン)】。
「左右均等にバランスが取れた人はいないですよね。そのようなバランスをきれいに整えるのではなく、その人らしさを活かせるブランドになれたら、という思いを込めています」と語る櫛部さん。
【unbilanc】トルクニットポロ¥53,900 、【JOAQUIN BERAO】ネックレス¥141,900 ※予約商品
store.bigi.co.jp【unbilanc】の新作が一堂に揃うサロン【unbilanc Ensemble Aoyama(アンビラン アンサンブル アオヤマ)】のエントランスでは、ブランドコンセプト“本物を知る成熟した大人へ”と、2026年春夏のテーマ“深淵”が表現されたイメージビジュアルがお出迎え。
長い年月を経て形作られた力強い岩場や美しい海を中心に撮影されています。
「人間の体の60%を占めている“水”は、ブランドを表現するうえで大切なキーワードになっています。海の水面はザワザワと流れが早く、深くなればなるほど静かになる。水面をトレンドとするならば、シーズンテーマにもなっている“深淵”は、それに左右されない場所。私は、ここで物作りがしたい、という思いをタグのデザインに託しています」
4本線のいちばん上が波打つ水面、深くなるにつれ穏やかなラインに。
ほかにも、ニットやカットソーには水がぎゅっとひしめいている様子を表している一本線のもの、インナー類にはロゴデザインのタグがつけられています。
ブランドスタート時に熟考した“ジャパンラグジュアリー”
ブランドコンセプトとともに、熟考したキーワードのひとつが“ジャパンラグジュアリー”。
【unbilanc】トルクニットポロ¥53,900、ストームパンツ¥72,600、【 JOAQUIN BERAO】ネックレス¥141,900 ※予約商品
store.bigi.co.jp「ファッション業界に携わってきて感じているのが、日本で生まれて、日本の文化で育った日本人の手から紡ぎ出される素材、縫製、技術は本当に優れているということ。【unbilanc】では、世界の素晴らしい生地も取り入れていきますが、より上質で、丁寧な物作りを追求することができる日本の機場を使わせていただき、受け継がれている伝統も絶やさないようにしたいと考えています」
路面店ではなくサロンにした理由
ショップをオープンさせる以外に、オンラインストアのみで販売することも増えた近年。【unbilanc】は、予約販売やカスタムオーダーイベントなどを催すサロン【unbilanc Ensemble Aoyama】という形態に。
「これは、私の強く希望したことでした」
「【unbilanc】を愛してくださる方たちに、“ジャパンラグジュアリー”を可視化した空間で、厳選されたアイテムを落ち着いて選んでいただくことにこだわりたかったんです」
お買い物の休止符には、櫛部さんがパリ出張時に見つけた【LE BÉNÉFIQUE(ル・ベネフィック)】のハーブティーをお供に、ほっと一息。
オリエンタルなムードが漂う洗練空間
東京・青山の骨董通りから1本入った場所にあるマンションの一室の扉を開けると、櫛部さんの確かな審美眼でセレクトされたオリエンタルムードが漂う洗練空間が広がります。
サロン中央付近には、東京・祐天寺に店を構えるお花屋さん【irotoiro(イロトイロ)】が生けた季節の枝ものや花が。そして、存在感溢れる什器が重厚感を与えます。
李朝家具の横に立てかけられた鏡は、櫛部さんが懇意にしている古道具店【熊川】で一目惚れしたもの。3つに仕切られた部屋のひとつに佇むのは、同じ【熊川】でビビッときたつくばい。
つくばいを逆さまにしてローテーブルのように見立てた、櫛部さんならではの遊び心。取材時は秋だったので、長野県小布施の名物の栗が添えられていました。
このスペースには、上品に輝くスパンコールをあしらったセットアップや、センシュアルなレースキャミソールなど、魅惑的なドレッシーアイテムが。
シャープな胸開きでスマートな女性らしさを演出する、シルクのドレスに思わずうっとり。
【unbilanc】ストームシャツワンピース¥137,500 ※予約商品
store.bigi.co.jpどれも、櫛部さんのお眼鏡にかなった希少価値の高い素材で作られていて、まとった女性すべてを凜と魅せてくれるものばかりです。
【unbilanc】に合う【JOAQUIN BERAO(ホアキン・ベラオ)】のジュエリーや、【LIFESTYLIST(ライフスタイリスト)】のバッグ、フレグランスなどのセレクトアイテムもスタンバイ。
奥のスペースには、ニットやシャツ、コートなどがディスプレイされているコーナーが。
エントランスに近い部屋は、イベント用のスペースに。奥には、ゆったりとした試着スペースが。取材時は、間近に迫っていたシャツのカスタムオーダー会仕様になっていました。
衿、カフス、生地などを選んで自分好みの一着に仕立てられるシャツのオーダー会は、今後も不定期で開催予定。気になる方は、Instagramやオフィシャルサイトの告知をお見逃しなく。
「【unbilanc】は80才くらいまで続ける覚悟です!」
【unbilanc】をデザインするなかで思い描いている女性像をお伺いすると「あまり口外していないのですが」と笑いながら「あえて言うなら、【unbilanc】を愛してくださる方や、身近にいる自分らしさを確立している自立した女性たちですね」と回答。
人気ブランド【Chaos(カオス)】のディレクターを経て、【unbilanc】というフェーズに移行した櫛部さん。住まいも軽井沢から葉山へ引っ越し、新たな東京との二拠点生活がスタートしたばかり。
「【unbilanc】はできるだけ長く続けたくて、社長には『80才くらいまでやるので覚悟していてください』と伝えているんです」と明るく笑いながら話す櫛部さん。その強く、しなやかな生き方が宿る【unbilanc】のアイテムについては、近日に公開する記事にてご紹介します。
【unbalanced Ensemble Aoyama】では、2025年12月12日(金)〜25日(木)まで、希少な【カルティエ】や【エルメス】のヴィンテージウォッチが揃う『My Holiday Watch Event』を開催。期間中、クローズしている日もあるので、最新情報はInstagramをチェックしてみて。
unbilanc Ensemble Aoyama
⚫︎住所
東京都港区南青山6-2-2 南青山ホームズ209
⚫︎TEL
03-6712-5580
⚫︎営業時間
下記アドレスへお問い合わせください
unbilanc.pr@gmail.com
⚫︎オープンデー
月〜金曜日
※イベント開催時は土、日曜日もオープンしていることもアリ。
※月〜金曜日でもクローズしている場合もあるので最新情報はInstagramをチェック
⚫︎Instagram @unbilanc
photographer:Yusuke Shirai
senior writer:Momoko Miyake