愛され続ける理由は? 今後のビジョンは? ディレクター長塚さんへインタビュー!
アニバサリーイヤーとなった2024年、コラボやイベントなど精力的に取り組んでいるRay BEAMS。2018年から現職を務める長塚理紗さんに気になるアレコレを質問! 真摯に向き合う姿勢から、ブランドが長年愛される理由が見えてきました。
ーーRay BEAMSはずっと憧れだったと語る長塚さん。ディレクター就任時は嬉しさとともにプレッシャーも感じたといいます。
「入社以来ずっとRay BEAMSに携わってきたのでブランドのことは十分理解しているつもりでしたが、ディレクターという立場を担うことになり、“Ray BEAMSの魅力やブランドらしさとはなんなのか?”と改めて向き合いました。今振り返ると、それこそがディレクターとしての一歩であり、その過程でRay BEAMSが私にとってさらに大切な存在になったと感じています」
ーー歴代の先輩ディレクターたちから受け継いでいきたいこと、そこに自分ならではのカラーをどう織り交ぜていくか。考えて抜いてたどり着いた今があります。
「どのディレクター時代にも共通していたのは、“トレンドを取り入れたファッションの〈今〉を感じるアイテムが揃っていること”“自分らしいスタイリングでファッションを楽しめること”。Ray BEAMSの軸となるこの2つは、自分がディレクターになってからも大切に受け継ぎたいと強く思っています」
ーーそのうえで自分ならではの強みをしっかり加えていった長塚さん。
「私はスタイリングを考えることが大好きで、それが自分の強みだと考えています。そこで、RayBEAMSの軸を守りながら、シーズンテーマを象徴するスタイリングを表現したオリジナルライン(コンセプトライン)をスタートさせました」
ーー軸を大切にしながら進化を続けるRay BEAMS。40年間おしゃれ好きの女性から支持される理由もそんなところにあるのでしょうか?
「個人的に、女性はファッションにわがままであるべきだと考えています。その日の気分やTPOで着たい服が変わるのは当然ですし、年齢を重ねて好みが変化することもあります。それでも“ファッションを楽しみたい”という多くのお客様が、自由に自分らしくファッションを楽しもうというRay BEAMSのメッセージに共鳴してくださっているのだと感じています。
さらにもうひとつの大きな強みはスタッフの力です。スタッフたちの着こなしや、接客時のスタイリング提案を楽しみにご来店くださるお客様がとても多いんです。店舗を異動しても、変わらず会いに来てくれるお客様もいらっしゃり、Ray BEAMSではスタッフの存在が大切な役割を果たしていると感じています」
ーー40周年のアニバサリーイヤーも終盤! 次なるビジョンは見えているのでしょうか?
「アニバーサリーイヤーは、お客様とスタッフがしっかりとつながれる場所を作っていきたいと考えてきました。商品やスタイリング提案はこれからも力を入れていきますが、さらにレーベルのファンを増やし、より深く繋がっていきたい。
オンラインショッピングが便利になり、海外のコレクション情報をいち早く知ることができるなど、デジタル化によって利便性は進んでいますが、対面でしか得られないこともたくさんあると思っています。その一環として、アニバーサリーパーティーはお祝いだけでなく、コミュニティの場にもなるように行ってきました。Ray BEAMSを通してお客様やスタッフと一緒にこれからもファッションを楽しんでいけたら嬉しいです」
長塚さんやスタッフの想いが詰まったRay BEAMSの40周年。そこに彩りを添えるスペシャルなアイテムも続々登場! 見逃せないラインナップをご紹介します。
完売アウターがレーベル初のトリプルコラボで登場!
過去に話題を呼んだ77circa × WILD THINGSのコラボアウターをRay BEAMS仕様で別注。モッズコートの最初期タイプといわれる、M-48のエッセンスを落とし込んで制作。ドローコードやスナップボタンで変化を楽しめるデザインなので、気分やコーディネートに合わせて幅広い着こなしが楽しめます。
経年変化を楽しみたい! Timberland × Ray BEAMS
Timberlandのブランド創設時から展開される長めカット(8インチ)のイエローブーツをベースに別注アレンジ! シューレースはスタンダードカラーとRayBEAMSらしいピンク×グレーの2色をセット。これからの季節にうれしい保温性機能素材を採用。
サロモンの人気モデルが限定カラーに!
トレイルやアウトドアシーンだけでなく、タウンユースとしても愛されるサロモンのシューズ。なかでも人気の高いXT−6モデルをさわやかなラベンダーカラーで別注! コーディネートのアクセントとして活躍してくれます。
Y2Kムードが漂う、ボリューミーアウター
エクスクルーシブモデルで登場したもこもこアウターは、中綿入りで見た目の期待を裏切らないあたたかさ。ポケットの裏地にソフトフリース素材を採用。手を差し込んでもひんやりしない心遣いがうれしい!
好評カプセルコレクションが今シーズンもお目見え!
毎シーズンテーマを設けながら発表される、FUMIE=TANAKA × Ray BEAMSのカプセルコレクションは、アニバーサリーイヤーも見逃せません。今回は“Old Mirror”をテーマに展開。シンプルなシルエットにファー×サテン生地で個性を加えたミドル丈スカートは、日常をドラマティックに演出する主役級の1枚です。
お客様とのつながりを大切にしながら、“らしさ”を忘れないアプローチを続けるRay BEAMS。そのメッセージを受け取って、40周年コレクションをぜひ自分スタイルで着こなしてみてください。
ビームス ウィメン 原宿
03-5413-6415
※価格はすべて税込みです。
Senior Writer:Hiroko Ishiwata