ふっくらとあったかいラムウールニットに注目
“手の届くラグジュアリー”として長く愛され続けているフランス発ブランドの【COMPTOIR DES COTONNIERS(コントワー・デ・コトニエ)】は、天然素材への強いこだわりがあることでも有名。今回の【UNIQLO】とのコラボレーションで発表された3着のニットでも、ふっくらとした質感のプレミアムなラムウールを使用。佐藤さんも「とても軽くて肌触りがよく、秋冬シーズンに活躍してくれること間違いなしです!」と語ります。
太ボーダー柄のニットは、【UNIQLO and COMPTOIR DES COTONNIERS】らしい、マリンセーターからヒントを得た一着。このオフホワイト×ライトグレー以外に、ライトグレー×ネイビーも。
どちらも、存在感がありながら、あらゆるボトムスと合わせやすいのが魅力です。
ハーフジップディテールが今年らしさ満点!
【UNIQLO and COMPTOIR DES COTONNIERS】2024年秋冬コレクションのテーマは、“スポーツ&クチュール”。そのムードを感じさせるのがこのニット。
「今季、よく見かけるハーフジップのトップスは、取り入れるだけで今年らしいスタイリングに。袖口のパイピングのような配色デザインも、さりげなくスポーティ感を醸し出す要素です」
佐藤さんが手に取ったのは、ニュートラルカラーのナチュラル。
ラムハーフジップセーターの首元から、ブラウスの衿をちらっと見せたのがポイント。
「グレーのデニムスカートで辛口な大人カジュアルにまとめつつ、プチフリルの衿を効かせて甘辛に仕上げました」
このブラウスは、天然繊維へのこだわりはそのままに、東レの特殊技術「NANODESIGN™」を使用して、シルクのような上品な光沢と肌触りのよさを実現。サラッとした質感なので、あたたかみのあるニットと組み合わせれば、秋冬ならではの異素材ミックスが楽しめます。
カーディガン以外にプルオーバーとしても活躍
縦ラインの編み目でスッキリ見えるのが嬉しい、クルーネックのカーディガン。ベーシックで合わせやすいライトグレー、ネイビー、オフホワイトに加え、フレッシュなアクセントカラーとして差し色になってくれるのがオレンジ。
「秋らしいこっくりとした色が映えるように、ベーシックなパンツをチョイス。カーディガンの前ボタンを全て留めてボトムスにインして、こなれた印象に仕上げました」
今回ご紹介したアイテム以外に、ダブルフェイスのハーフコートやコーデュロイ素材のワイドパンツもあり、全7型で展開。国内一部店舗(76店舗)とオンラインストアで発売予定なので、ぜひチェックしてみて。
●佐藤かな Profile
スタイリスト。雑誌『リンネル』などのほか、広告、カタログなどで活躍中。人気ブランドとのコラボレーションを手掛けるほか、趣味の裁縫好きが高じてソーイング本も出版。近著に『一年中着回せる簡単服』(扶桑社)が発売中。先日、講師として出演したテレビ番組『すてきにハンドメイド』(NHK)では、簡単に作れてコーディネートがしやすいノーカラーコートをデザイン。作り方と着回し術が掲載されている『すてきにハンドメイド 2024年9月号』(NHK出版)も発売中。
senior writer:Momoko Miyake