光と⾳のデジタルインスタレーション
1978年に「成⽥空港駅」として開業し、1991年まで成田空港を利用する乗客の玄関口になっていた「東成⽥駅」。この駅には普段非公開となっている、かつて使われていたホームやコンコースがあるのです。
当時の趣のまま残されているホームとコンコースを舞台に「ノスタルジー」をテーマにした「京成フリーク」第3弾が2024年6⽉22⽇、23日の2⽇間限定で行われました。
コンコースに入ると「成⽥空港駅」時代のポスターが飾られ、時代を感じさせます。
さらに初代、2代目のスカイライナーを模型で復元したフォトスポットも。
改札からは奥行きのあるコンコースが現れます。
今の感覚を取り入れるため、現役スカイライナーの紺や白、旧スカイライナーの赤や青、茶色、白、⾏先表⽰やパンダグラフ、そして成田空港をイメージした滑走路を表現した光などをデジタルインスタレーションで表現。
モーター⾳や発⾞メロディー、⾞内の騒⾳といった電車にまつわる音も流れているので、目だけでなく耳でも楽しめました。
レトロで無骨なホーム
階段を降りてホームへ向かいます。ホームは薄暗く、明るいホームに慣れた身には妙に懐かしいような、新鮮なような。
ホームでは「成⽥空港駅」時代の写真をスライドで流すスペースが。ベンチがあったため、ここに座って満足いくまでじっくり見ることができました。
ホームでは今回のイベントのために用意されたコラボアイテムも発売。初代スカイライナーのフォトTシャツはヴィンテージライクな加工がされた古着っぽい風合い。
コンコースやホームの各所にはスタンプラリーも。ゲーム感覚で巡ることができました。
平成初期にタイムスリップしたようなノスタルジーをリアルに体験できた本イベント。行けなかった人はコラボアイテムが【フリークス ストア】の公式オンラインストア「デイトナパーク」で販売中なので、グッズでその気分を味わってみてください。
Photograph&Senior Writer : 津島千佳