ストレッチデニムが日本でブームとなった理由は?
美脚デニムといえば、ストレッチ生地の伸びるデニムと思うようになったのはいつ頃からでしょう。ストレッチデニムは動きやすいですし、脚にピタッとフィットしてシルエットも綺麗ですが、【40代】【50代】となると体型が強調されてしまうのはちょっと辛い。若い頃と同じようなデニムの選び方では、どうもしっくりこないなあと感じるのです。
そもそも、ストレッチ性に優れたデニムがトレンドになったのは2000年くらいのこと。海外セレブのデニムスタイルに注目が集まり、ローライズデニム、バギーデニム、そしてピタッとしたストレッチデニムが、美脚に見えると常にトレンド入りしました。この頃はMADE IN JAPANのデニムよりも輸入デニムが大人気。そしてストレッチデニムは、レディースでは標準装備となりました。
なぜジャパンデニムが注目されているの?
ですが、昨今はその流れにも変化が出ています。ファッションの多様化とともに、デニムのニーズも様々に。5ポケットのザ・デニムというパターンだけではなく、ほかのボトムスと同じように様々なシルエットのデニムパンツが作られるようになりました。そして、その流れの中でデニム選びはますます楽しくなっています! 日本工場の丁寧なものづくりを大切にしていて、自分の体型に合わせて作られたデニムがやっぱりいい。日本ブランドにも熱い視線が注がれているんです。
【40代・50代】おすすめのデニムブランドは?
ジャパンブランドも様々ありますが、ここで【40代・50代】の女性におすすめのブランドをご紹介しましょう。
デニムブームの今こそ注目しておきたいのが、2016年からスタートしたブランド【ウォードブルー】です。ウォードブルーは、これまでのデニムの歴史と伝統を守りながらも、「日本人の体型に合うデニム」を追求し、「メイドインジャパン」にもこだわりを持っているブランド。2020年からスタートした【ファッションエディター坪田あさみさん】とコラボの大人気デニムは必見です。このデニムラインは生地も縫製も [MADE IN JAPAN] にこだわり、「デニムは単品で使うものではなく、コーディネートの一部として使うもの」という想いを込めてデザインされています。なので、お仕事スタイルでも、オフスタイルでも使える様々なデニムがそろっているんです。
「骨格ウェーブ」「骨格ナチュラル」「骨格ストレート」似合うデニムは?
ウォードブルーと坪田さんとのコラボデニムには、ストレッチ素材を使ったものがほとんどありません。ストレッチデニム生地は、表面は綺麗でも、脚にピタッとしてどうしても身体のラインを拾い過ぎてしまいます。綺麗なシルエットは、実はストレッチが効いた柔らかな生地より、ハリのある生地を選ぶのがいい。ヒップ下はストンと落ちてラインをひろわない作りのほうが、体型を上手にカバーしてくれるんです。
上の写真のデニムは、ネップ感のあるデニム生地に幾つかの加工を加えて、光沢感があり柔らかい特殊なデニムに仕立てています。センタークリース入りで、大人っぽく綺麗めなスタイルにも合わせやすいデザインが好評。そのほかにも、【ウォードブルー】のデニムには、トレンドを踏まえながらも体型を上手にカバーしてくれるボトムスがそろっています。「骨格ウェーブ」「骨格ナチュラル」「骨格ストレート」、どのタイプの方も納得のパンツシルエットを、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
デニム専門職人が加工を行うデニム「イチゴーナナ」
また、新たに昨年秋より【セレクトショップバイヤーとして活躍した中山良子さん】とコラボした「157(イチゴーナナ)」ラインも注目です。こちらのデニムラインは、中山さんの身長157cmから名付けられたヴィンテージのラインで美脚効果の高いジーンズを取り扱っています。「157」の縫製は海外で行われていますが、加工と最終仕上げはデニム専門職人が日本で行っています。綺麗めラインの【ウォードブルー】に対して、【157】は生地に程よく加工を入れた遊び心のあるヴィンテージラインがそろっているので是非チェックしてみてはいかがでしょうか。
「157」の人気シリーズ「Slit Straight」デニムは、程よく広がるストレートシルエットなので定番アイテムとして重宝します。脇線より少し前にスリットを入れ、足元に抜け感を加え、脚を長く見せることができるデザインです。
【ウォードブルー】【イチゴーナナ】なら自分の好みにも体型にもあったデニムがきっと見つかるはず!デニムをアップデートしたい今こそ、チェックしておきたいブランドです。